Ford
フォードのスーパーカー「フォードGT」。2006年に生産が終了したが、2015年、デトロイトモーターショーで新型「フォードGT」が発表されて以来、ファンはこの40万ドル(約4400万円)の車を待ち望んでいる。
2016年、アメリカとヨーロッパでまずレースバージョンが登場、同年のルマン24時間耐久レースでは初参戦、初優勝(クラス優勝)という快挙を成し遂げた。
50年前、1966年のルマンでフォードGT40は、当時最大のライバルだったフェラーリを破って、1、2、3位を独占。伝説を作った。
2016年、アメリカが誇るこのスーパーカーは再び、ルマンでフェラーリを破り劇的な優勝をおさめた。伝説を50年ぶりに蘇らせた。この勝利で、市販バージョンへの期待がますます高まっている。
日本でスーパーカーと言えば、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニの名前があがり、「フォード」の名前はまず出てこない。だが、アメリカ人にとって、スーパーカーと言えば「フォードGT」。その姿を紹介しよう。
フォードGTが2015年1月のデトロイトモーターショーで発表された時、多くの人の心を魅了した。息を呑むほど美しいスタイル。だがファンは、同時にある疑問を抱いた。レースに復帰するのか、という疑問を。
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疑問は数カ月後に解消された。フォードはレース仕様のフォードGTを発表した。
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そのわずか1年後、2016年6月、フォードGTは前評判を打ち破り、ルマンで勝利を収めた。クラス1位、3位、4位を獲得。2位は古くからのライバル、フェラーリだった。
Screenshot via Ford Performance
フォードGTは、同社のトップシークレットのデザインスタジオで開発された。その内容は、開発チームと同社トップだけが知っていた。
Screenshot via YouTube
2015年に発表されて以来、フォードGTは各地の自動車ショーで披露された。写真は同じ年のニューヨーク。
Newspress
ルマン優勝車ではないが、2017年のデトロイト自動車ショーには闘いに傷つき、栄光に包まれた車体が展示されていた。
Matthew DeBord/BI
1966年のルマンで2位を獲得したフォードGT40。コロラド州の博物館に当時の状態で保存されている。後ろに並ぶのは、その末裔たち。
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50年の時を経て並ぶ、ルマン優勝モデル。
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GT40の運転席に座った。信じられない!
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我々はフォードGTをドライブするチャンスを得た! スタートボタンを押して、647馬力、3.5リッターツインターボ エコブーストV6エンジンを始動させる。
Hollis Johnson
我々は、時速40マイル(約60キロ)で数ラップすることが許された。
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[原文:The Ford GT sets a new standard for American supercars]
(翻訳:増田隆幸)