Uberがイメージ改善へ —— アップルの女性幹部を引き抜き

Uberに加わったセイントジョン氏

Uberに加わったセイントジョン氏

Matt Winkelmeyer/Getty Images

Uberはブランドイメージ改善の重責を、アップルのスーパーマーケターに託した。

6日(現地時間)、Uberは昨年のアップルの開発者会議で注目されたApple Musicの消費者マーケティング責任者、ボゾマ・セイントジョン(Bozoma Saint John)氏を、最高ブランド責任者(CBO)に迎え入れたと発表した。

セイントジョン氏は今後、Uberをアップルのような人々から愛されるブランドにするという困難な仕事を担当する。

同氏は6日午前、Business Insiderに対して「率直に言うと、過去に起きた出来事は私にはどうにもできません。しかし、Uberの未来と今後のビジョンに大きなチャンスがあると信じています。実際にそれを進めていくことが、今は非常に重要です」と語った。

「これまでは成長だけを見ていた」

対処しなければならない問題が山積みとなっているUberにとって、セイントジョン氏の加入は「目玉人事」と言っていい。

今年1月、トランプ大統領が発令した「入国禁止令」に反対するタクシー運転手のデモがニューヨークで発生した際、Uberはそのデモの効果を弱めかねない措置を取ったと批判され、20万人以上のユーザーがアカウントを削除した。それらユーザーの多くは、Uberのアメリカ国内最大のライバルであるLyftに流れた。

今のUberブランドについてセイントジョン氏は、「Uberは素晴らしいプロダクト。人々に愛されています。しかし、企業のストーリーや意味するものを知ると、また変わります」と語った。それを伝えることが、セイントジョン氏の役割となる。

Uberの魂である人やドライバーこそが、同社の最も力強いストーリーの1つだと彼女は言う。UberのCEOは最近、「私は『クソ野郎』ではない」との見出しと共にフォーチュンの表紙に登場した。同社に染み付いたイメージを刷新し、会社の顔となっていくことも、彼女の仕事の一部だ。

「Uberは短期間で急速な成長を遂げています。そしてリーダーは事業の成長に注力してきました。だからこそ、今はUberのイメージを変え、ブランドストーリーを作るべきなのです。それは今まで、手がついていませんでした」とセイントジョン氏は語った。

[原文:The Apple exec who stole the show at WWDC 2016 explains why she will now be the face of Uber

(翻訳:梅本了平)

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