ロールス・ロイスの新しいジェットエンジン工場で組み立てられている「Trent XWB」
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ロールス・ロイス(Rolls-Royce)が、新しいジェットエンジン工場を公開した。
この工場で製造される「Trent XWB」は、エアバス A350 XWBに搭載されるエンジン。これまでにない静粛性と低燃費を実現している。
同社は、政府関係者、ジャーナリスト、カメラマンをベルリン郊外の工場に招待し、内部を案内した。高効率エンジンができる様子を見ていこう。
大きい、本当に大きい。エンジン2基で、240トンの飛行機を空に浮び上がらせる。1基当たりの推力は8万4000ポンド。
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このエンジンはエアバスA350 XWB(エクストラワイドボディ)に搭載される。エアバスで、最もよく売れている機種の一つだ。
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主翼の下に取り付けられたTrent XWB。
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価格は2000万ドル(約22億円)。機体に取り付ける前に、何度もテストと検査を繰り返し、完璧な状態にする。
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部品は巨大なコンテナで工場に到着する。コンテナの中にはもっと小さな金属製の箱が詰まっているが、それもフォークリフトを使わないと持ち上げられないほど重い。
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直径10フィート(約3メートル)のターボファンをチェックするためには、飛行機のタラップのような移動式の階段が必要。
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組立ラインでは、台車を使って重さ8トンのエンジンを動かす。
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直立させると、さらに大きく感じる。完成後には見えなくなるコンプレッサーや燃料パイプが見える。
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ドイツのブリギッテ・ツィプリース経済エネルギー相と、ロールス・ロイスの製品導入マネジャー、ウーベ・ルドルフ氏。
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招待された政治家たちは皆ご満悦。ツィプリース経済エネルギー相の右後方には、ブランデンブルク州のディートマー・ヴォイトケ州首相。
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高効率とともに、最高クラスの静粛性も実現。エコノミークラスで少し眠ろうとするときには、ありがたい。
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2015年に搭載開始。エアバスはすでに、ヴァージン・アトランティック航空、デルタ航空、ブリティッシュ・エアウェイズから発注を受けている。次のフライトでは、このエンジンが搭載されていないか確認してみよう。
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[原文:Inside the factory where Rolls-Royce produces one of the greenest jet engines ever made]
(翻訳:十河亜矢子)