英ベンチャー「スカイスキャナー」のトップ2人が会社を去る

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マーク・ローガン氏

Skyscaner

2016年11月に格安航空券比較サービスのスカイスキャナーが買収された後、最高執行責任者(COO)のマーク・ローガン氏と、チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)のフランク・スキビントン氏が辞職した。

同社は2016年11月に中国最大のオンライン旅行検索サービス「Ctrip」に買収された

ローガン氏、スキビントン氏ともにこれから何をするかは明らかにしていないが、「とりあえず、少し休みたい」と話している。

12月に辞職したローガン氏は買収に先立って、多忙を極めた数年間を振り返りつつ、LinkedInでその旨の発表をした。

「私はマネジメントを行うべく、2012年初旬にスカイスキャナーに入社した。14億5000万ポンドの評価額で、100人から800人に成長したチームの一員になれたことは非常に素晴らしい体験だった。そして今、忙しくエキサイティングだった5年間が終わり、CTRIPによる買収も成功したため、スカイスキャナーを去ることに決めた。世界中のオフィスにいる素晴らしい同僚たちがスカイスキャナーの次のステージでもうまくいくよう願っている。こんなにも特別なメンバーと働けたことは非常に名誉なことだった」

Companies Houseに提出された書類によると彼は、12月9日にディレクター職を辞職している。

スキビントン氏も同様、彼自身の言葉で辞職についてLinkedIn上で発表している。2008年からスカイスキャナーのCCOを務め、12月に辞職した。

「2人の辞職は関係し合っているものではなく、経営層のさらなる辞職もない」と広報担当者は語っている。

「休みを取って新しい挑戦を模索するいいタイミングだと、彼らはそれぞれで感じていた。急成長するビジネスにおいて役員の辞職はわりによくあること。彼らは共に、社員から尊敬と感謝の気持ちを受けつつ、スカイスキャナーを去った」。

スキビントン氏は2016年初旬に辞職を検討していたが、買収をサポートするために留まった。今後はスチュアート・ミドルトン氏が彼の仕事を引き継ぐ。ローガン氏の仕事は、各地のグロースチームに振り分けられた。

最高経営責任者であるガレス・ウィリアムズ氏は言う。「スカイスキャナーは引き続き、独立を保った状態で経営される。本社は買収後もUKだ」

[原文:2 executives have left Skyscanner after it was bought for £1.4 billion

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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