公共交通の運行データは、市や利用者双方にとって有益だ。例えば、混雑状況が分かれば、当局はバスや地下鉄の本数を増やし、ラッシュを緩和することもできる。
2015年、ヨーロッパのIT企業GeOpsは、ドイツのフライブルク大学と共同で、世界中の200の主要交通機関の運行状況をリアルタイムで表示する地図を作成した。ニューヨークの地下鉄やロンドンの地下鉄など、各公共交通機関の運行スケジュールやリアルタイムデータを利用した。
すべての交通機関がリアルタイムデータを発信、提供しているわけではないが、かなりの情報をカバーしていると同社は述べている。それでも電車がバスの運行状況をリアルタイムで見られるのは面白い。特にラッシュアワーはなおさらだ。
以下は、現在、6月30日10時23分(日本時間)のニューヨークの様子。
赤はバス、青は地下鉄を示す。
verdict
地図は、拡大・縮小が可能。広い視点で見ると、交通機関が発達した地域と、そうでない地域の違いがよく分かる。クローズアップすると、バスは車両番号のようなものも表示される。
ちなみに日本を見てみると、甲府市、富士吉田市、御殿場市を運行しているバスと、神戸市の地下鉄が表示されている。
[原文:This mesmerizing map shows the world's cars, buses, and subways moving in real-time]
(翻訳:増田隆幸)