ウォーレン・バフェット氏、アメリカの2つの大銀行の筆頭株主に

ウォーレン・バフェット氏

ウォーレン・バフェット氏

Bill Pugliano/Getty Images

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、世界最大規模の2つの銀行の筆頭株主になる。バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴだ。

6月28日水曜日(現地時間)、連邦準備制度理事会(FRB)はバフェット氏がバンク・オブ・アメリカの筆頭株主となることを認めた。

バンク・オブ・アメリカは、FRBのいわゆるストレステスト(健全性審査)をクリアし、自社株買いや増配などが可能になった。

バンク・オブ・アメリカは四半期配当を1株当たり0.12ドルに引き上げた。

これにより、同行の優先株を普通株に転換した方がバークシャー・ハサウェイにとって有利な状況となった。議決権と、120億ドル(約1兆3000億円)の利益が得られるためだ。6月30日、バークシャー・ハサウェイは、時価総額でアメリカ第3位の銀行であるバンク・オブ・アメリカの優先株を普通株に転換できる権利を2021年の満期まで待たずに行使し、同行の普通株を7億株購入すると発表。同行は、バフェット氏の決定を歓迎するとの声明を出した。

バンク・オブ・アメリカは現在2兆1900億ドル(約246兆円)の資産を保有し、資産額はS&P グローバル・マーケット・インテリジェンスが4月に発表したランキングで世界第9位。

バフェット氏がバンク・オブ・アメリカに初めて投資したのは2011年のことだ。サブプライムローン問題の後遺症に苦しむ同行の復活を見込んだ上での投資判断で、当時同行のCEOに就任したばかりのブライアン・モイニハン(Brian Moynihan)氏にとって大きな助けとなった。

2011年8月、バフェット氏は同行の優先株50億ドル(約5600億円)分を、6%の配当(年間3億ドルに相当)付きで購入した。ロイターによると、当時、同行は投資家らから資本不足を懸念されていた。

ブルームバーグによると、バークシャー・ハサウェイはウェルズ・ファーゴの株を10%以上保有していると昨年7月に表明しており、6月30日金曜日(現地時間)時点で約5億3700万株を保有。S&Pによると、ウェルズ・ファーゴは時価総額でアメリカ第2位の銀行であり、資産額では世界10位だ。

バークシャー・ハサウェイは他に、ゴールドマン・サックスJPモルガンの株も保有している。

[原文:Warren Buffett is now the largest owner of 2 of the world's biggest banks (BAC, JPM, WFC, GS)

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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