濃い色のビールは、強いビールか?
Skye Gould/Business Insider
ビールは何千年も前から存在している。世界で最も人気のある飲料の1つだが、よく誤解されてもいる。
ビールをよく飲む人でさえ、間違った思い込みを口にする。
ビールの真実を知るために、Business Insiderは、ブルックリンの自家醸造クラブThe Brewminariesの「支配者」シェリ・ジューハースト(Sheri Jewhurst)氏と科学顧問ゼイビア・ジラウ(Xavier Jirau)氏に話を聞いた。
あなたはこれらの真実をいくつ知っているだろうか?
1. 冷えたビールは、ぬるくなると悪臭がする?
Business Insider
真実:温度が変わると炭酸が抜けやすくなるが、ビールは臭くならない。悪臭の原因は、日光に当てたときに起こる化学反応。
2. 濃い色のビールは、強いビール?
Business Insider
真実:ビールの色は、アルコール度数やカロリー含有量とは無関係。濃い色のビールは、より長い時間、麦芽が焙煎されているだけだ。
3. ビールは、氷のようにキンキンに冷やしてから飲むもの?
Business Insider
真実:ビールの種類によって飲みごろの温度は異なるが、冷た過ぎると本来の味わいが分からなくなる。ピルスナーとインディア・ペールエール(IPA)なら、普通は4~6℃が飲みごろ。よりヘビーなタイプでは、12℃前後。
4. ラガーとピルスナーは同じもの?
Business Insider
真実:ビルスナーは数多くあるラガーのうちの一種だ。ピルスナーは、淡く透き通った黄金色で、すっきりした味わい。ラガーの中には、濃い色で、麦芽の味わいが深く、強いタイプもある。
5. 缶ビールは、味が悪い?
Business Insider
真実:缶はビールにとって最良の容器かもしれない。瓶に比べて、日光や酸素からビールをよく守ってくれる。
6. クラフトビールは熟成させた方がいい?
Business Insider
真実:アルコール度数が高いビールの中には、熟成させるといいものもある。だがIPAのようにホップが強いビールは、できるだけ早めに飲むべき。
7. ビールなんてどれも大体同じ?
Business Insider
真実:ビールには驚くほど多種多様な風味がある。苦味が強いもの、甘味や酸味が特徴のものとさまざまだ。またほとんどアルコール成分が含まれないものから、ワインよりも強いものまである。
[原文:7 of the most common myths about beer, debunked]
(翻訳:梅本了平)