FacebookのCEO、アラスカの「ベーシックインカム」を高く評価

アラスカで釣りをするザッカーバーグ

旅行先のアラスカで釣りをするザッカーバーグ

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FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、全ての国民が政府から現金給付を受けられるベーシックインカムを支持する姿勢を、より鮮明に打ち出し始めた。

今年の目標にアメリカ全州を回ることを掲げているザッカーバーグ氏は、旅先のアラスカで、ベーシックインカムを他国でも導入を検討する価値がある「超党派的な考え」だと述べた。

アラスカ州には、石油から得た収益の一部を住民に給付する独自制度「アラスカ永久基金(Permanent Fund Dividend)」がある。2016年、同基金は受給資格のあるアラスカの住民に1022ドル(約11万6000円)を給付した。財政赤字拡大と石油の収益低下で、支給額は前年度から減少した。

「これはいくつかの点で、ベーシックインカムへの革新的なアプローチだ」と、ザッカーバーグ氏は自身のFacebookページに4日投稿した。「第一に、増税ではなく天然資源で資金を賄っている。第二に、より大きなセーフティーネットという進歩主義的な原則ではなく、小さな政府による保守的な取り組みである。ベーシックインカムが『超党派的なアイデア』であることを示している」

ザッカーバーグ氏は今年5月のハーバード大学での卒業式スピーチで、ベーシックインカムを支持する考えを初めて公の場で表明した。

ザッカーバーグはスピーチで、「GDPのような経済指標だけでなく、どれくらいの人が有意義だと感じられる役割に就いているのかといった観点からも発展の度合いを測る社会にすべきだ。 誰もが新しいことにチャレンジできるよう、何らかのクッションを作る必要がある。そのためにもユニバーサル・ベーシックインカムのようなシステムを検討すべきだ」と述べた。

アメリカ各地を訪問するザッカーバーグの行動は、大統領選出馬への布石ではないかとの憶測を呼んだが、本人は否定している。 [原文:Mark Zuckerberg thinks universal basic income is a 'bipartisan idea' worth exploring in the US

(翻訳:梅本了平)

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