ロブ・カーダシアン(左)とブラック・チャイナ(右)
Greg Doherty/Getty Images
Twitterが、セレブの認証済みアカウントによるリベンジポルノの投稿を見逃し、削除までの約30分間、不適切なコンテンツが公開されてしまった。同アカウントのフォロワーは700万人以上。
5日水曜日(現地時間)、お騒がせセレブのロブ・カーダシアン(Rob Kardashian)が、モデルで元恋人のブラック・チャイナ(Blac Chyna)のものだというヌード写真をTwitterに投稿した。カーダシアンは初め写真を自身のInstagramに投稿したが、アカウントを凍結されたとして、後にTwitterに投稿した。
シェアされた3枚の写真は約30分後に削除されたが、カーダシアンのTwitterアカウントと問題のツイート自体は記事執筆時点でもまだネット上に残っている。一方、Instagramアカウントは凍結されているようだ。
写真を削除したのはカーダシアン自身だったのか、運営サイドだったのかは分かっていない。カーダシアン本人からのコメントは得られなかった。
Twitterの広報担当者は、会社としてはプライバシーおよびセキュリティー上の理由で個人のアカウントに関してコメントしないと述べたが、Business Insiderに同社の「ヘイト行為に対するポリシー」を提示した。その中には、次のような重要な一節がある。
Twitterルールへの違反に対する処分は、その違反の重さや違反者の過去の違反歴によって決まります。たとえば違反しているツイートをした利用者にそのツイートを削除していただくまで、新しくツイートできなくなることがあります。また、アカウントを凍結するケースもあります。
この一件により、Twitterが長年抱えてきた嫌がらせや不適切なコンテンツの取り締まりに関する問題が、改めて浮上した。同社はリベンジポルノの厳重な取り締まりをたびたび試みており、最近も嫌がらせを阻止するための多数の機能と報告ツールを発表したばかりだ。
Instagramの広報担当者はBusiness Insiderに次のようにコメントした。「Instagramは、利用者のために安全でサポート体制の整ったスペースを維持していくことを重視し、報告されたコンテンツが当サービスのガイドラインに違反する場合には、削除するように努めます」
(翻訳:Ito Yasuko)