同社の営業部門は約5万人、つまり5000人の人員削減となる。
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マイクロソフトは7月6日(現地時間)、営業部門の10%の人員削減を発表した。
同社の営業部門は約5万人、つまり5000人の人員削減となる。CNBCは、3000人近い数字になるだろうと伝えた。
人員削減は3日、同社が従業員に伝えていた組織再編の一環。同社はクラウドのセールスに注力するために、営業部門の再編に取り組んでいる。
事情に詳しい関係者によると、今回の人員削減は営業部門を中心に行われる。だが同部門に関連する財務部や法務部への影響もあるという。組織再編に伴うリストラは、6日木曜日に発表された人員削減のみだろうと、関係者は語った。
営業部門を統括していたCOOケビン・ターナー(Kevin Turner)氏が1年ほど前に辞任し、マイクロソフトは現在、組織再編を進めている。リストラはCEOサティア・ナデラ(Satya Nadella)氏が注力する施策、つまり急速に伸びているAzureやOffice 365といったクラウドコンピューティングビジネスのセールスを強化することが目的だ。
マイクロソフトの会計年度は6月30日が最終日。同社は例年、7月初旬に組織再編や人員削減を発表する。
同社は、今回のリストラに関連してコストが発生するか否かを明らかにしていない。また、対象となった社員への手当などに関する説明もしていない。
6日、同社の株価は58セント、1%弱下落し、68ドルとなった。
※この記事は詳細を追加、更新しました。
[原文:Microsoft is cutting thousands of jobs (MSFT)]
(翻訳:増田隆幸)