アルファベットの研究部門「X」の責任者アストロ・テラー(Astro Teller)氏
Flickr/Techcrunch
7月6日(現地時間)、グーグルの親会社アルファベットの野心的な研究部門「X」は、新たに地熱冷暖房企業Dandelionの独立を発表した。
Dandelionは、Xで2年前に開始された秘密プロジェクトから生まれた。今後はアルファベット傘下を離れ、別会社となる。初期ステージVC企業のCollaborative Fundがラウンドを率い、既に200万ドル(約2億2700万ドル)の資金を調達した。
一般的に、住宅の冷暖房システムに地熱を利用するには高額な費用がかかるが、Dandelionはそれを手頃な価格で導入できるとしている。ニューヨーク市に拠点を置く同社は、ニューヨーク州で要件を満たした住宅にサービスを提供していく。
なお、「X」はアルファベットの複数の野心的なプロジェクトを手掛けており、その中には配達用ドローンや高高度からインターネット接続用の電波を地上に発信する気球、風力発電タービンが含まれる。かつてグーグルの自動運転車部門だったWaymoも昨年「X」から独立し、アルファベット傘下で新しい会社として経営されている。
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写真: Flickr/Techcrunch [原文:Google's parent company spun out a new business that heats your home with geothermal energy]
(翻訳:梅本了平)