コードネームは「Bonfire」! Facebook、若者向けグループ・ビデオチャットを開発

Facebookグローバル月間ユーザー数

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BI Intelligence

Facebookは若者をターゲットとした動画チャットアプリを開発中だ。The Vergeが報じた。

詳細はまだ明らかにされていないが、Bonfire(キャンプファイヤー)という開発コードネームが付けられており、一度に複数のユーザーがビデオチャットできるアプリHousepartyに似ているとされる。

Bonfireは成長著しいソーシャルビデオアプリ市場に参入する。競合はHousepartyの他、Tumblrが最近リリースしたCabana(Youtube動画をストリーミングしながらビデオチャットができる)や、ソーシャルビデオアプリのRabbitやRave(モバイルデバイスで動画コンテンツを楽しみながら、やりとりができる)だ。ソーシャルビデオアプリは若者から人気を集めており、昨年12月時点でHousepartyはユーザーの60%が16歳~24歳、TumblrのCabanaは13歳~18歳のユーザーが多かった。

次の3つの理由から、BonfireはFacebookにとって重要だ。

  • Facebookが競合に対抗するためにモバイルアプリをリリースするのは今回が初めてではない。2016年には若者向け動画アプリLifestageを、2014年には履歴が残らないメッセージアプリSlingshotとBoltをリリースした。だが、どのアプリもうまくユーザーを集められなかったとThe Vergeは報じている。それだけでなく、Lifestageは未成年のプライバシーを脅かしているとの指摘を一部ユーザーから受けている。The Vergeによると、Facebookは孫が祖父母とコミュニケーションが取れるビデオチャットアプリTalkの開発も進めている。
  • Bonfireの投入で、成長を続けるFacebookのエコシステム内にユーザーを囲い込むことができる。BonfireはFacebook傘下のWhatsApp、Messenger、Instagramなどのモバイルアプリのラインナップに加わることになる。他の競合ビデオチャットアプリに流出してしまう可能性のあるユーザーも、BonfireによってFacebookエコシステム内に引き留めることができる。
  • 新しい広告チャネルになり得る。例えば、ユーザーがグループビデオチャット内で使えるARフェイスフィルターをスポンサー企業が販売することもできる。しかし広告はユーザー離れの原因になるので、広告よりもユーザーエクスペリエンスの向上を優先させると見られる。

ユーザーが「繋がり」を感じられる環境を提供できれば、Bonfireは大きく伸びる可能性がある。多数のユーザーから「いいね」を集めるよりも、一人一人のユーザー同士の繋がりを大切にしたのがHousepartyで、それが10代のユーザーを獲得できた理由だと同社取締役のシマ・シスタニ氏(Sima Sistani)は述べている。Housepartyは2016年12月にSNSアプリで第3位になっており、Facebookが類似アプリを開発するのも不思議ではない。

[原文:Facebook looks to social video to connect users]

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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