ストリートビュー撮影車のミニチュアに搭載された超小型カメラを色付け。
ドイツのハンブルクにある「ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)」は、世界最大規模の鉄道模型のテーマパーク。
巨大な鉄道模型を今までにない新しい視点から見るために、昨年、グーグルはストリートビュー撮影車のミニチュアバージョンを制作し、取り付けた超小型カメラでその内部を撮影した。実際に、Googleストリートビューで、ミニチュアワンダーランドの鉄道模型の中を見ることができる。
見てみよう。
グーグルは広大な模型の世界を捉えるために、マッピングソフトウエア会社Unilabsと協力。
ストリートビュー撮影車のミニチュアは、実は何も撮影できない。だからグーグルとUbilabsは、超小型カメラを搭載した車両を制作して走らせた。街中や......
......ミニチュアワンダーランドのレール上も。ちなみに、鉄道模型のレール全長は8マイル(約13キロ)超。
ミニチュアワンダーランドの鉄道模型は、世界最大級。世界中の有名な場所を再現したエリアを結んでいる。
ノイシュヴァンシュタイン城の近くを走るグーグルカー。
ズームアウトすると、この模型の規模が分かる。
ミュンヘンで開催される世界最大級の祭り、オクトーバーフェストの様子。ミニチュアワンダーランドには、1体ずつ手作業で色付けされた小さな人形が20万体ある。
ドイツ中部の移動遊園地を再現。
ミニチュアのストリートビュー撮影車から見た景色。
ラスベガス。
小さな車が数十台、何百体もの人形。ギャンブルに出かけよう!
まばゆいライトとミニチュアの自由の女神がなければ、ラスベガスとは言えない。
ラスベガスを後にして、向かうのはおなじみの峡谷......
グランドキャニオン! ゴツゴツした岩肌はもちろん、コロラド川で急流下りを楽しむ人も見える。
グランドキャニオンから列車に乗り、スイスを通過すると......
ハンブルクに到着! 巨大な駅、高層ビル、水路まである。
ミニチュアワンダーランドはハンブルグにある。だから、細部まで念入りに作り込まれている。
運が良ければ、通りをパレードするたくさんの人形に会える。
模型には空港もある。
離陸する飛行機も再現。
飛行機の模型が滑走路を走り、離陸......
カーテンの後ろに飛び去っていく。
もちろん、はるばるハンブルクまで来て、スイスの「キング オブ ダンス」、DJ BoBoのコンサートを見逃すわけにはいかない。
大規模なコンサートの模型を慎重に微調整し、仕上げに大仏を置く。
きっといい眺めだろう。
彼が見ている景色。2万1000体の人形が踊り、音楽を楽しんでいる。
都会から離れたければ、オーストリアのスキー場もある。
ロープウエーや気象観測用の気球も。
雪をリアルに見せるために、ガラスの細かい粒を撒いている。
最後は、架空の町Knuffingen。
人形たちがガソリン代を払い、火事に対応する様子などを1日中、見ることができる。警察や消防は、出動して火事を消そうとする!
Googleストリートビューのおかげで、直接模型を見てもおそらく気がつかないディテールまで見ることができる。
写真:Google、YouTube/MiWuLaTV
(翻訳:Conyac)