8月までに4000頭! カタールの危機を救うため、牛たちが空を飛ぶ

輸送機の写真

乳牛の輸入は、今年8月までに4000頭を最大60回に分けて行われる。

Qatar Airways

中東・カタールは現在、サウジアラビアが主導する経済封鎖により、乳製品の品不足に直面している。

この問題を解決するため、7月11日(現地時間)、ホルスタインの乳牛165頭が、カタール航空の貨物輸送機で空輸された。

乳牛の輸入は、今年8月までに4000頭を最大60回に分けて行われる予定で、到着後、全ての牛は新しく建てられた酪農場に送られる。これまでサウジアラビアに依存してきた牛乳の自給率を引き上げる狙いだ。

これらの牛は、カタールの建設会社Power International Holdingの会長モウタズ・アル・カヤット(Moutaz Al Khayyat)氏が、アメリカやオーストラリアから調達した。

同氏はブルームバーグに語った。「今こそ、カタールのために働く時だ」

サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国は今年6月、カタールがテロリズムを支援していると非難、陸・海・空全てにおいてカタールと断交した。制裁が科されて以来、カタールの株式相場は下落しているものの、世界最大の液化天然ガス(LNG)輸出国であるカタールは、ソブリン・ウェルス・ファンドも含め3400億ドル(約38兆5000億円)の外貨準備があり、この経済封鎖を乗り切ることが可能との認識を示している。

カタールは、断交した4カ国が危機解決に向けて示した13項目の「要望書」を拒絶している。つまり、経済封鎖は現在も続いている。

なお食料については、カタールは輸入の形でトルコとイランから支援を受けている。

[原文:Qatar just flew 165 cows into the country to boost milk supplies

(翻訳:Yuta Machida)

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