Appleが次に発売するノートPCは新型MacBook Proの最大の不満を解消する

Apple は昨秋、長らく待たれていた新デザインのノートPCを発売した。

新しいMacBook Proの評判は良かったが、32GBメモリ搭載モデルがないなど、特にプロユーザーに関係する特定のことについて不満を言うユーザーもいた。

KGI Securities(KGI セキュリティーズ)のアナリストMing-Chi Kuo (ミン・チ・クオ)氏が1月13日金曜日(現地時間)に発表した調査メモをBusiness Insiderが確認したところによると、Appleでは今、新型MacBook Proに寄せられている大きな不満について、2017年に発売予定の新しいモデルで解消する見通しだ。

不満が寄せられている問題点と、クオ氏が考えるAppleの解決策を紹介しよう。

  • 高価格: Apple は13インチのMacBook Pro(Touch Bar非搭載)を「値下げする」とクオ氏は予想している。Appleの狙いは「13インチ MacBook Air を徐々に置き換える」ことだ。
  • 見劣りする性能:クオ氏によると、Apple はインテルの最新CPUを新型モデルに搭載するようだ。「2017年には、すべてのMacBookシリーズが、インテルの新しいCPU、Kaby Lake(カビーレイク)を搭載するだろう」
  • 不十分なバッテリー持続時間:「カビーレイクを搭載したTouch Bar搭載の新型モデルでは、電力消費が抑えられる。それが出荷増につながる可能性がある」
  • メモリ容量の不足:クオ氏によると、12インチ新型MacBook には16 GBメモリのオプションが追加されるようだ。15インチMacBook Proには32 GBメモリが予定されている。「現在のメモリ構成を考慮すると、最新モデルはハイエンドユーザーにも満足してもらえるよう、デスクトップPCと同じタイプのメモリを搭載すると考えられる」

ただし、新型MacBookシリーズの「基本的な仕様とデザインは、2016年の新型モデルと同じようなものになる」とクオ氏は考えている。

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Touch Barを搭載したMacBook Pro

Hollis Johnson/Business Insider

Apple の12インチ MacBook は第2四半期に生産が始まり、新型MacBook Proは第3四半期に生産は始まるだろうとクオ氏は予想している。

また32 GBメモリを搭載した15インチ MacBook Pro は、 Apple製品の中で「今年、もっとも改良された製品」となり、第4四半期に生産が始まるだろうとと述べた。

Apple のMac 製品は、2016年に売上が減少したが、クオ氏は2017年の出荷数は増加に転じると見ている。彼によると、2016年の出荷数減少の最大の要因は生産の遅れであった。

Apple の新しいTouch Bar 搭載の新型MacBook Pro の需要は好調だとクオ氏は語る。Apple はTouch Bar 搭載モデルの生産を50%増やす可能性がある。

クオ氏の予想では、最終的には Apple が Mac の新製品で行っているいつものパターンに落ち着く。それは、高価格の最先端モデルを1つか2つ発表し、その後数年かけてバグを修正し、性能を向上させ、値下げするというものだ。

[原文: The next laptops Apple launches could fix the biggest complaints about the new MacBook Pro

(翻訳:Conyac

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