Snap Group ゼネラルマネジャー、クレア・バロッティ
Twitter/clairevaloti
LinkedInによると、イギリスのSnap Groupは新しくロンドンにできる開発チームのために、Amazonから複数の開発者を引き抜いたという。
LinkedInのプロフィールによると、10人強の開発者が所属するロンドンのSnapchat開発チーム は、そのほとんどが元はAmazonの開発者だ。
ロンドンに75人以上、世界中では1500人以上の従業員を抱えるSnapchatは昨年9月、Amazonの元ソフトウェア開発マネージャー・リッキー・リーサムをロンドンのシニア・エンジニアリングマネージャーとして採用した。
LinkedInによると、リーサムはAmazonをやめた後、オンデマンド名刺印刷会社のMOOで8カ月働いていた。彼がSnapchatに雇用された後、以下のメンバーを含んだAmazonの元同僚を複数人Snapchatで採用している。
- ダニエル・シルバ:Amazonの元シニアソフトウェア開発者。2010年から2016年までロンドンと東京で働いていた。2016年12月からSnapchatで勤務。
- ピーター・ラピン:Amazonの元ソフトウェア開発者。2014年3月から2016年11月までAmazonの「インスタント・ビデオ」チームで勤務。11月にソフトウェア開発者としてSnapchatに移る。
- ケビン・トーンベリー:Amazonの元ソフトウェア開発者。2013年6月から2016年12月までAmazon開発センターで勤務。2016年12月にソフトウェア開発者としてSnapchatに移る。
- ピアーズ・チョバーン:Amazonの元シニアソフトウェア開発者。2009年3月から2016年2月までAmazonで勤務。2016年3月からソフトウェア開発者としてSnapchatで働き始める。
- Radina Kalpakova:Amazonの元ソフトウェア開発者。2013年9月から2016年11月までAmazonインスタントビデオのiOSアプリケーション開発を担当した。2016年11月にSnapchatにソフトウェア開発者として移籍した。
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ロンドンの開発チームでLinkedInで挙げられたメンバーの中で唯一Amazonで働いたことのないのはデイビッド・リポウィクズで、彼はGoogle、Palantir、IBMでこの数年インターンをしていた。
Snapchatのスポークスウーマンは「コメントすることは何もありません。優秀な候補者を採用することに集中しているだけです」と話した。Amazonはコメント自体を避けた。
BuzzFeed、Twitter、Instagram、Facebookから人材を引き抜き、ロンドンオフィスで採用したSnapchatは、ロンドンオフィスを米国外の拠点にすると先週発表した。Snapchatオフィスがない国で得られた米国外の収益は全てロンドンオフィスに計上される。
「わたしたちはイギリスのクリエイティブ・インダストリーを信じています。イギリスは素晴らしい広告主たちと1000万人以上のスナップチャッター(1日のUU数)がいる街であり、すでに優秀な人材を採用し始めた場所でもあります」とイギリスのSnap Group ゼネラルマネジャー、クレア・バロッティは話している。
ロンドンの開発チームは「小さいが、成長している」とSnapchatのスポークスパーソンは話す。現在、同チームはSnapchatプラットフォームの様々な機能の開発に貢献している。
(敬称略)
[原文:Nearly all of Snapchat's software developers in London used to work for Amazon]
(翻訳:Satoru Sasozaki)