ハリド・シェイク・モハメド
9.11アメリカ同時多発テロの黒幕として起訴されているハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)被告から、オバマ大統領に宛てた手紙が届いた。手紙は書かれてから3年近く経過している。
モハメド被告は手紙の中で「欧米によるイスラムへの抑圧」と述べ、2014年のガザでのアメリカの役割を非難したと、手紙の存在を最初に報道したマイアミヘラルド紙のキャロル・ローゼンバーグ(Carol Rosenberg)氏が伝えた。
大量殺人で起訴されているモハメド被告は、2006年からグアンタナモ収容所に収監されており、外界との接触は厳しく管理されている。CBSニュースによると、国防総省は手紙を「プロパガンダ」とし、受け取りを拒んだ。
モハメド被告の裁判を担当する軍の裁判官はその見解を却下し、大統領に手紙を届けるよう命令したと、月曜日にローゼンバーグ氏は報じた。CBSによると、ホワイトハウスは火曜日に手紙を受け取ったが、内容に関してのコメントは拒否している。
モハメド被告は、テロ組織アルカイダでの役割に関する裁判を控えている。9.11アメリカ同時多発テロを計画したとされており、軍の文書によると、被告はすべて手がけたと認めている。
[原文:A letter from the alleged mastermind of the 9/11 attacks has been delivered to President Obama]
(翻訳:Wizr)