大統領執務室で握手を交わすトランプ次期米大統領とオバマ大統領
Kevin Lamarque/REUTERS
オバマ大統領は、アメリカ初の「ソーシャルメディア大統領」だ。大統領はその任期中、ホワイトハウスのTwitterアカウントを開き、Facebookの生中継に出演、YouTubeのビデオを投稿し、彼の個人用のTwitterアカウント「@POTUS」ではフォロワー数の獲得時間の速さで新記録を更新した。
任期終了を控えたオバマ大統領は水曜日、「次期大統領へ移行するにあたって、すべての引き継ぎ作業がスムーズに行われるように気をつけたい」と発言した。ソーシャルメディアのアカウントの移行も、引き継ぎの作業に含まれる。
ホワイトハウスは、ソーシャルメディアの移行がどのように行われるか、10月の終わりに公開したブログで説明した。
1月20日、アメリカではトランプ氏が正式に大統領となる。就任に伴い、公式アカウントもすべて新しい大統領へと引き継がれることになる。
移行に先駆けて、オバマ大統領のこれまでの投稿は、アメリカ国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration (NARA))によってつくられた特別なアカウントに保存されることとなる。
一例として、Twitter アカウント @POTUS で現在閲覧できるツイートは、1月20日からは @POTUS44 で閲覧が可能になる予定だ。ツイートがすべて移行された後の @POTUS はトランプ次期大統領のものとなる。トランプ氏はすでに1300万人のフォロワーがいるまっさらの状態(ツイート数0)のアカウントを引き継ぐことになる。
Facebook、Instagram、YouTubeなども、同様の引き継ぎが行われる。
オバマ大統領が出演した Obama/Biden videosの数々や、@FLOTUS'のツイートも、心配する必要はない。これらはこの先もずっと閲覧できる。さらに、もし、トランプ次期米大統領が任期中も選挙の時と同じように積極的にツイートするならば、今後4年間も、大統領のツイートが我々を楽しませてくれるだろう。
[原文:What happens to Obama's social media accounts now that Trump is president?]
(翻訳者:にこぱん)