北朝鮮のパレード。アメリカでも似たような光景が出現するのか。
Thomson Reuters
トランプ次期米大統領の政権移行チームは、大統領就任パレードに戦車とミサイルランチャーを参加させることを望んでいたとThe Huffington Postが報じた。
報道によると、政権移行チームはロシアや北朝鮮のように兵器をパレードの列の先頭や中盤に配置したいと考えていた。
トランプ氏の就任パレード準備に関わった人物がThe Huffington Postに語ったところによると、「ロシアの赤の広場や北朝鮮スタイルのパレードを本気で考えていた」
政権移行チームの要求に応えたのかどうか、国防総省の報道官はコメントを差し控えたとThe Huffington Postは伝えた。さらに、トランプ氏のアドバイザーのボリス・エプスタイン(Boris Epshteyn)氏が「ふさわしい栄誉を示すため」兵器を加えることを政権移行チームに勧めたと加えた。
ワシントン・ポストとのインタビューで、トランプ氏は大統領就任式典の中で軍が存在感を示すことを望んでいると語っている。
「パレードの時に軍用機がニューヨークやワシントンD.C.上空を飛ぶかもしれない。つまり、我々の軍隊を見せるつもりだ」
軍が就任式に協力するのは普通のことだ。軍楽隊や敬礼する師団、軍旗衛兵隊など、総勢5000人規模の軍人が式典に参加する。
戦車はないかもしれないが、陸海空など各軍を象徴する5つの航空隊が、20機からなる編隊で参加すると国防総省の報道官が明らかにしており、1949年のハリー・トルーマン大統領以来初めて、軍の編隊飛行が就任式に登場することになる。
(翻訳:十河亜矢子)