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カニエ・ウェストはトランプ次期米大統領の友だちかもしれないが、20日の就任式のアーティストとして選択肢に上がることはなかったようだ。
大統領就任式委員会のトム・バーラック(Tom Barrack)委員長がCNNで話したところによると、ウェストは音楽業界においては大きな影響力と独特の輝きを放つ存在だが、そのパフォーマンスは就任式にはふさわしくないという。曰く、
「カニエは素晴らしいよ。しかし、就任式は彼に適した場所ではない」
「就任式は極めて伝統的でクラシックなものだ。カニエは素晴らしい人だが、(就任式で)パフォーマンスをしてほしいとは依頼していない」
「伝統的なもの」という理由に違和感を持つ人がいるに違いない。カニエ・ウエストはアトランタ生まれのシカゴ育ちで、ある意味、アメリカの伝統的な音楽様式とは一線を画すかもしれないが、それでも確実にアメリカで生まれた音楽ジャンルで仕事をしている。
12月に彼はニューヨークのトランプ・タワーで次期米大統領に決まったトランプ氏と会い、風変わりな写真を撮っている(上記がその写真)。
就任式に出演するアーティストには「3ドアーズ・ダウン」やカントリー音楽のトビー・キース、リー・グリーンウッドなどが予定されている。
[原題:Kanye West wasn't invited to perform at Trump inauguration because it's 'traditionally American']
(翻訳:日山加奈子)