水道管に潜入するロボット、シャフトをGoogleへ売却した加藤氏が開発

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水道管の内部に入り、データ収集をするロボット

HiBot USA, Inc.

Googleが買収した東大発ロボットベンチャーとして、数年前に脚光を浴びたSCHAFT(シャフト)。その共同創業者の加藤崇氏(38)は企業を売却した後、シリコンバレーに移り住んだ。加藤氏が今開発を進めているロボットは、SCHAFTが手がけた二足歩行のヒューマノイド(ヒト型)・タイプではなく、小型で狭い空間に潜り込み、貴重なものを探してくれるという。

全長約75cm、高さ13cm、重さ約4kgのロボットを開発するのは、加藤氏がCEOを務めるHiBot USA, Inc。このロボットは、水道配管の内部に入り、画像やビデオデータを取得したり、センサーを使って配管の肉厚を測定することができるという。

米国には現在、水道事業を行う民間企業や地方自治体が運営している組織が5万社以上存在すると言われる。ロボットが取得した水道配管のデータを使い、無数の上水道管の交換時期を正確に予測するソフトフェアを開発、販売することが、HiBotのビジネスの狙いだ。

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HiBot UAS, Inc.のCEO加藤崇氏

本人提供

加藤氏は今後、データを獲得するためのロボット、いわゆるデータボットがロボット産業の大きな一軸を担うと期待している。

「このロボットに行き着くまでに、相当な時間とお金をかけてきました。今年6月に行われる全米水道カンファレンスでデビューさせたい」と、加藤氏は話す。

HiBotのロボットには、後部にケーブルが付随しており、外部電源から電力を供給される仕組みだ。ケーブルの長さは、最長100メートルだという。

SCHAFTは、2013年に米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が主催した災害救援ロボットの競技会「ロボティクス・チャレンジ」で、1位を獲得した。同年12月、Googleはロボットベンチャーを7社買収したことを明らかにし、その中で唯一の日本企業がSCHAFTだった。

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