トランプ反対派、Uber本社ビルをバリケード封鎖

サンフランシスコ ―― 1月20日金曜日（現地時間）、Uberの本社はバリケードで囲まれた。

UberのCEO トラビス・カラニック氏はトランプ大統領の経済助言チーム｢戦略的政策フォーラム｣の一員だ。

Business Insiderの現地記者によれば、数人の抗議者たちはマーケットストリートに面した正面ドアに自らを鎖で繋いだ。従業員は1人も入ることができなかったようだ。

通用口も同じく、警察が立ち退かせるまで抗議者たちによって塞がれた。BuzzFeed Newsによれば、Uberは従業員に自宅か他のオフィスで仕事をするように指示したようだ。

抗議者たちは一時的にサンフランシスコの主要な大通りであるマーケットストリートの10丁目通りから11丁目通りの間を封鎖した。オフィスビルには大量の警察隊が配備された。

｢トランプ大統領は自分がこの街を管理したと思ってる。わたしたちが止めに来た｣｢トランプ大統領を止めろ。憎しみを止めろ。Uber、トランプ大統領に協力しないでくれ｣

抗議者たちはそう繰り返した。

何人かの抗議者たちは｢Uberがトランプ大統領に協力するなら、我々は抗議する｣と書かれたサインを身につけていた。

｢Uberがトランプ政権に協力し、トラビス・カラニック氏は経済助言チームの幹部で、なおかつ彼はトランプ政権のアドバイザーだ。もし、Uberの雇用対策がトランプ大統領の政策になったら、アメリカの労働者にとって良くないだろう｣

今回の抗議運動を組織化をサポートしたJobs With Justiceの広報担当者は、Business Insiderにそう語った。

UberはBusiness Insiderに以下の声明を送ってきた。

｢一企業としてわたしたちは、乗客、運転手、また、Uberが稼働している街に影響を与える問題に政府と一緒に全力で取り組んでいきます。オバマ政権と一緒に取り組んできたように、トランプ政権とも一緒に取り組んでいきます｣

［原文：Protesters blocked Uber headquarters because of its ties to Trump］

（翻訳：一柳優心）