Microsoft CEO サティア・ナデラ氏
REUTERS/Adnan Abidi
マイクロソフトは1月26日の四半期決算発表の後、再びレイオフを行う見通しだ。対象は約700人。
マイクロソフトの全従業員数約11万3000人と比べれば、この人数はそれほど大きな数字ではないが、数百人の人員削減が行われる噂が流れたことで、同社内での緊張が高まっている。
このレイオフは、昨年6月の年次報告書で発表された2850人の人員削減計画の一部。当時、マイクロソフトは、2017年の事業年度末の6月までに完了を予定していると発表した。
関係者によると、当初予定された2850人のレイオフはすでに実施済み。今回のレイオフは特定のグループに限定されるものではなく、世界各国の海外支社、営業、マーケティング、人事、エンジニア、会計などを含む事業部門で幅広く行われる。
コスト削減が目的ではなく、さまざまな部門のスキル改善が狙いだ。マイクロソフトは依然として採用を行っており、LinkedInでは1600を超える求人情報を掲載中だ。
マイクロソフトのある従業員によると、同社は通常、レイオフされる従業員に対して、社内の違う部署での仕事を見つけるために60日間の猶予を与える。
マイクロソフトのCEO サティア・ナデラ氏は、2014年の過去最大1万8000人の人員削減や、昨年度の電話事業を中心とした約7400人の人員削減など、何度かレイオフを実施している。 [原文:About 700 Microsoft employees will be laid off next week, sources say]
(翻訳:梅本了平)