国産ジェット機「MRJ」のデビューはまた先延ばしに

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Thomson Reuters

国産の次世代旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」のデビューが、また延びた。

三菱航空機株式会社(MAC)は1月23日、MRJの第1号を世に出せるのは予定されていた2018年の2年後、2020年になると発表した。

MACと親会社の三菱重工業株式会社によると、延期の原因は「一部装備品の配置変更等を実施するとともに、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計へ変更することになった」ため。

遅延は今回に始まったことではない。

2008年に開発・製造が始まったMRJは、もともと2013年には完成すると期待されていた。しかし、試作機が飛んだのは2015年。試験飛行は何度も予定されたもののうまく進まず、2016年になってようやく初めてアメリカ行きの試験飛行が行われた。

運用が始まれば、国産旅客機としては過去50年で初めてのものとなる。新世代の低燃費旅客機として、デビュー後数年の間に大規模な生産が予定されている。

ボンバルディアとエンブラエルがシェアを占めている現在のリージョナルジェット(客席数が50〜100名程度の小型ジェット機)市場において、MRJは中国の「ARJ21」や、ロシアの「スホーイ・スーパージェット(Sukhoi Superjet)」と肩を並べることが期待されている。

MRJの客席数は80人〜90人、飛行距離は最大で2300マイル(約3700km)の予定。MACによれば、最新鋭のエンジンと高度な設計により、現在運用されているリージョナルジェットと比べ、経済性を20%向上できる。

MACは、現時点で220を超える発注を受けている。

[原文:Japan's airliner of the future just announced some bad news

(翻訳者:にこぱん)

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