UberのCEOトラビス・カラニック氏
REUTERS/Shu Zhang
Uber(ウーバー)の運転手で、自宅から数時間離れた都市で働き、宿泊費を節約するために車内泊している人たちがいると、ブルームバーグは報じた。
ある運転手は、毎週月曜日の午前4時、カリフォルニア州サクラメントから90マイル(約140キロ)離れたサンフランシスコまで移動、夜はスーパーマーケットの駐車場に車を止め、そこで寝る。
元Uberの運転手はBusiness Insiderの取材に、「色々と工夫をしないと。サンフランシスコまで6時間かけて移動するのは、その方が稼げるから。サンフランシスコは利用客も多いし、最低料金も高めだ」と語った。
「昼間はビーチで寝て(夜間の方が稼ぎが良いため)、ジムでシャワーを浴びる。24時間営業のスタバもあるし、朝4時に後部座席で毛布にくるまって寝ているUber運転手を見かけることも多い」
Uberの調査によると、サンフランシスコの運転手の時間給は、ニューヨークに次いで全米2位だ。
Uber
Uberは、ブルームバーグに対してメールでコメントを寄せた。「Uberでは運転手は、いつ、どこで、どれくらい仕事をするかを自分で決めている。我々は運転手にやりがいを感じてもらえるよう努めているが、働き方は彼らの裁量に任せている」
(翻訳:水上雅裕)