「憲法に違反」トランプ大統領に対して就任後初の大規模な訴訟

トランプ大統領

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ワシントンにあるNPO団体が月曜日(23日)、トランプ大統領に対して、初の大規模な訴訟を起こした。合衆国憲法の「報酬条項(Emoluments Clause)」に大統領が違反しているというのが団体の主張だ。

この条項は、政府の役人が外国政府から金銭を受け取ることを禁止している。これまで、大統領に対してこの条項が持ち出され、審議されたことはない。

原告の団体「Citizens for Responsibility and Ethics in Washington(CREW)」は以下のように訴えている。

「海外報酬条項の違反は、合衆国とその国民にとって重大な脅威だ。個人の金銭的な利益は、もっとも高潔なリーダーの信念さえも揺り動かしてしまうことを、憲法の起草者たちは理解していた。利害によってアメリカの役人と海外権力との関係がもつれれば、国にとっては、静かに、しかし確実に訪れる脅威となってしまう」

「海外報酬条項は起草者たちの貴重な知恵から生まれた。過ぎ去った過去の遺物ではない。人間が生まれ持った心理に対する洞察の賜物であり、自己統治のための前提条件である。トランプ大統領の様々なビジネスを海外報酬条項の条文とその目的に当てはめると、導き出される答えはひとつしかない。大統領の行為は許されるものではない」

同日、トランプ大統領はこの訴訟には「何の価値もない」と一蹴した。

トランプ大統領は自分の巨大なビジネスから手を引き、彼のホテルに外国政府関係者らが滞在することで得た利益はすべて財務省に寄付すると、今月初めに発表した。

しかし大統領は「すべて」とは言っておらず、巨大ビジネスを放棄するとも、白紙委託するとも言っていない。トランプ大統領は納税報告書の内容を明らかにすることを拒否したため、 ビジネスの全貌は明らかにされていない。

訴訟の内容はこちら(英語)

[原文:Ethics watchdog group files first major lawsuit against Trump in his presidency

(翻訳:にこぱん)

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