トランプ大統領の指示を受け、米国立公園も気候変動に関するツイートを削除

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パイプラインの建設について署名するトランプ大統領。

Pool/GettyImages

トランプ大統領が政府関係機関に対し、気候変動に関する記述を削除するよう指示する中、アメリカのある国立公園は24日(現地時間)、気候変動に関する複数の記述をツイッター上から削除した。

トランプ大統領が2つのパイプラインの建設を許可し、環境保護主義は「行き過ぎだ」と発言した数時間後、アメリカ中西部サウスダコタ州のバッドランズ国立公園は気候変動の影響を示す複数の記述をツイッター上から削除した。

一連の削除は、複数の関係機関がコミュニケーション担当に広報活動を一時中断するよう指示をした後に行われた。

米ハフィントンポストによると、保健福祉省の職員は情報公開を控えるよう指示されたという。また、環境保護局(EPA)は職員に対し、ツイートやプレスリリースの公表を一時中断するようメモで指示しており、農務省の複数の部局でも同様の指示が出されている。

こうしたツイートの削除を民主党は嘆いた。

民主党全国委員会の報道官Adrienne Watson氏はその声明文の中で「ウラジミール・プーチンは誇りに思うだろう」と述べた。

環境保護を訴える活動家たちも、トランプ大統領の対応を非難している。

環境問題などに取り組むNPO、NextGenのトム・ステイヤー氏は、トランプ大統領の指示は「企業の利益がアメリカの国益に先立つ」という考えの表れだと指摘。再生可能エネルギー関連の雇用を創出する長期的なグリーンエネルギーのインフラを整備するためのパイプライン建設によって環境が破壊される可能性に言及した。

「我々にとって化石燃料関連のインフラに投資することは、環境保護の観点からも温室効果ガスの観点からも悪であり、それは我々のコストを上げ、競争力を失うことにつながる」。億万長者でもあるステイヤー氏は米Business Insiderの電話取材に答えた。「本当に馬鹿げている」

[原文:National Park deletes factual tweets about climate change amid Trump crackdown on agencies

(翻訳:編集部)

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