2008年にオープンしたトランプインターナショナルホテル&タワー ラスベガス。
Reuters/Steve Marcus
全米にトランプホテルが乱立する日がやってくるかもしれない。
ブルームバーグ(Bloomberg)によれば、ロサンゼルスで行われた業界のカンファレンスで、Trump's hotel-management companyのCEO エリック・ダンジガ―(Eric Danziger)氏は、全米各地のホテル数を3倍にする計画だと述べた。
「米国には26の大都市があり、我々のホテルはそのうちの5都市にしかない。26都市すべてに進出しない理由はない」
すでにダラス、シアトル、デンバー、サンフランシスコで物件を探しているとブルームバーグは伝えている。香港などの海外市場に進出する計画はもう進めておらず、今後数年間は国内を優先していくとのことだ。
大統領就任に伴い、トランプ大統領は会社を息子のエリック氏とドナルド・ジュニア氏に引き継いだ。しかし、現在、別の深刻な問題に直面している。海外からの外交官や要人がトランプホテルに宿泊してもいいものかと、政治倫理の専門家たちが疑問を投げかけているのだ。特にホワイトハウス近くにあるホテルは多大な恩恵が予想されている。
ダンジガ―氏はさらに現状とは別のブランドで、より小規模なホテルを今年中にオープンし、大都市圏以外はそのブランドでの展開を計画していると語った。
[原題:Soon there could be a Trump hotel in every major US city]
(翻訳:日山加奈子)