スマートコンタクトレンズ
Googleの親会社Alphabet傘下でヘルステック事業を展開するVerilyは、シンガポールの投資会社Temasekから8億ドル(約920億円)を調達したと木曜日に発表した。
TemasekはVerilyの株をいくらか取得する予定だが、詳細は明らかにされていない。8億ドルの大部分は、数日内に支払われ、残りは2017年後半になる。
VerilyはGoogleのライフサイエンス部門が独立した会社だ。現在、Alphabet傘下の会社として運営されている。
Verilyは、血糖値を測ることができるスマートコンタクトレンズや、パーキンソン病などで手元がおぼつかなくなったユーザーのための自動安定機能付きの食器の開発など、健康に関する事業を展開している。
木曜日の午後、Alphabetは第4四半期決算を発表する予定だ。注目すべきは、主力であるGoogle以外の、Verily、Nest、Google Fiberなどの業績だ。AlphabetはGoogle以外の事業からの損失を抑えるために、昨年、コストカットに取り組んだ。2016年第3四半期、これらの事業の損失は8億4000万ドル(約970億円)にのぼった。
[原文:Alphabet's life sciences company Verily takes $800 million from Singapore investment company (GOOG)](翻訳:Satoru Sasozaki)