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2000年から2010年にかけてCIAに勤めていたナダ・バコス(Nada Bakos)は24日火曜日、Twitterに短い動画を投稿した。そのツイートはたちまちネットで話題になった。
「先週、トランプ大統領がCIA本部で行った演説に、わたしは期待していた。我々(CIA)との関係を修復するものだと思っていたのだ。しかし、大統領からは、そうした姿勢は見られなかった」
トランプ大統領の演説は、CIA本部にある117名の殉職者を偲ぶ星々が刻まれた慰霊碑の前で行われた。大統領が話したのは、「大統領就任式での聴衆の数」「自身がThe Timesの表紙を飾った回数」「将来、米国がイラクから石油を奪い取る可能性」だった。
CBS Newsによると、(トランプ大統領の)演説によってCIAとの関係性は一層悪化した(可能性が高い)。
「優秀なスパイは甘い誘惑には乗らない」とバコス氏は言う。「真実を見極めることが任務である情報機関を、嘘や方便で味方に引き入れることは不可能。今後の国家の安全のために不可欠なこの関係をどうかトランプ大統領が修復してくれるよう、切に願っている」
[原文:Ex-CIA analyst on Trump's speech at CIA headquarters: 'You can't sweet talk a good spy']
(翻訳:近松瑛真)