IBMは「Amazon Go」の出現を予言していた、10年前に

Amazon Go

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アマゾンは12月5日月曜日(現地時間)、新しいスーパーマーケットのオープンを発表した。だが、「見覚えがある」と感じた人がいるかもしれない。

IBMが10年以上前に放映したテレビCMの中で、まったく同じもの(レジも、レジ係も、レジを待つ列もない食料品店)を予測していたからだ。

未来のマーケット(The Future Market)」と題されたIBMの広告は、無線ICタグ(RFID)によって小売店がどのように進化するかを描いていた。

テレビCMでは、男性が棚から商品を取り出し、コートのポケットに詰め込み、そのまま店を出る。万引き犯のように見えるが、彼が商品を手に取った時点で支払いは完了しているという内容だ。

このテレビCMは、アマゾンの店に不気味なほど似ている。

Amazon Go」は、買い物客がどの商品を棚から取り出したのかを自動的に把握し、商品をデジタルショッピングカートに追加する。買い物客は手動で操作する必要はなく、店を出るとクレジットカードに自動的に請求が行く。

IBMのテレビCMは、同社のかわいい動画(チーズケーキを買うかどうか迷っている女性の動画[1])に比べれば不気味だが、アイデアは[2]同じだ。IBMのCMには紙のレシートが登場するが、当時はまだiPhoneがなかったので仕方がない。

Amazon Goが実際どうなるのか。最初の店舗がシアトルにオープンする来年まで待たなければならない。だが、IBMが時代を先取りしていたことは確かだ。

[原文:Amazon's grocery store of the future was predicted in this IBM commercial from 10 years ago

(翻訳:梅本了平)

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