米科学誌「The Bulletin of the Atomic Scientists」は、地球の最後の瞬間までの残り時間を象徴的に表す「終末時計」を昨年から30秒進め、人類は2分30秒でアポカリプス(世界の終末)を迎えると示唆した。
ドラマチックな発表だが、この時計の毎年の動きは、15名のノーベル賞受賞者を含む安全保障と科学の一流の専門家によって決定されており、いたって真剣な発表だ。
時計の動きには、地球温暖化など人類への主要な脅威が考慮される。しかし、最大の脅威として、何よりも核戦争の脅威を想定している。
同誌は、今年、特に全体主義や独裁主義的な政権の台頭、北朝鮮の核実験などに懸念を表した。その他に、例外的な動きとして他国に対するアメリカの兵器プログラムの拡大を意図したトランプ大統領の攻撃的な発言も取り上げた。大統領は、1発で何百万人を瞬時に殺せる核兵器を大幅に増加させることを望んでいる。
以下が、核弾頭を所有する国の一覧と、その数を予測した世界地図だ。
Skye Gould/Business Insider
[原文:14,900 nukes: All the nations armed with atomic weapons and how many they have]
(翻訳者:にこぱん)