Andrew Kelly/Reuters
三菱UFJ信託銀行など複数の信託銀行は、過去の東芝の不正会計によって株価が下落し顧客資産が目減りしたとして、数億円から10億円の損害賠償請求訴訟を準備している。各社の広報担当者が明らかにした。
2015年に発覚した東芝の不正会計問題で株価が下落し、顧客資産に損失が生じたという。三菱UFJ信託銀行の請求額は約10億円になる見込み。三井住友トラスト・ホールディングスとりそな銀行が出資する日本トラスティ・サービス信託銀行や、みずほフィナンシャルグループ系列の資産管理サービス信託銀行も損害賠償請求を検討している。
各信託銀行は、2011年に損失隠しが明らかになったオリンパスに対しても損害賠償を求め、訴えを起こしている。