Surface Studioに託した計画 —— マイクロソフトの責任者が語る

パノス・パナイ氏

マイクロソフトのデバイス担当副社長パノス・パナイ氏

Matt Weinberger/Business Insider

2012年にリリースされたSurfaceタブレットの最大の目的は、タッチスクリーン搭載のWindows PCが「いかに優れたPCになり得るか」をPCメーカーと世界に見せつけることだった。

今年始め、Surfaceの責任者であるパノス・パナイ(Panos Panay)氏は、Business Insiderに明かした。

「よい製品になることを保証する必要があった」とその時、パナイ氏は語った。

先週、マイクロソフトがゴージャスなオールインワンPC「Surface Studio」 —— クリエイター向けのタッチスクリーン式描画テーブルにもなる ― をリリースした際、大きな疑問が浮かんだ。

もし、SurfaceタブレットがWindows PCの世界にタッチスクリーンをもたらすよう設計されたのだとしたら、Surface Studioはマイクロソフトに何をもたらしてくれるのだろうか?

「我々がハードウェアとソフトウェアの最高の組み合わせがもたらす、新しいカテゴリーと体験を作り出した時、完全なエコシステムが機能する」とパナイ氏はBusiness Insiderに語った。彼はSurface Studioを「人々がWindows10、Office、Skype、その他のアプリケーションを体験する新しい方法」と呼んでいる。

Surface Studioは新しい顧客層にWindows 10と一連のアプリケーションを提供するとパネイ氏は語っている。初期のレビューから判断する限り、Surface Studioは少なくとも、これまでAppleの独占市場だったアーティストとクリエイターの関心を引くことに成功している。

Surface StudioとSurface Dial

Surface StudioとSurface Dial

Microsoft

言い換えればSurface StudioはApple一辺倒だったユーザーをWindows 10の新しいユーザーにしている。それはマイクロソフトにとって朗報であり、激しい競争の中でWindows10の成長を促すことに貢献している。パナイ氏は今年の始め、我々にハードウェアは「Windowsとマイクロソフトの成長ストーリーの1つの要素」と語った。

Appleを含め他社がSurfaceタブレットとSurface Bookのデザインを真似しているように「マイクロソフトの歴史は繰り返される」とパネイ氏は語る。

「Surfaceによって我々は新しい顧客体験を作り出し、他社が追随するのを見てきた。そしてこれから、Surface Studioにおいても同じことが起こるだろう。それは顧客にとっても、Windowsにとっても良いことだ」

つまり、LenovoやSamsungのような会社がSurfaceタブレットに似た自社製品を作ったことと同様に、Windows PCメーカーがSurface Studioに似た製品を作るということだ。

Surface Switch

8月に話を戻そう。当時、パナイ氏はSurface Bookの取り外し可能なディスプレイは大きな特徴だが、マイクロソフトはSurface Bookを「自社の最初で最高のノートパソコン」と考えていると語っていた。ディスプレイがタブレットにもなることは素晴らしいことだが、彼はその機能をユーザーが頻繁に使うとは考えていなかった。

では、マイクロソフトはSurface Studioをどう考えているのか? デスクトップPCなのか? それとも巨大な描画ツールなのか? パネイ氏に聞いたところ、PC、描画ツールと頻繁に変えて使ったとしても自然に感じられるよう「すべての機能が綿密に計算されている」とのことだ。

Surface StudioとSurface Dial

Surface StudioとSurface Dial

Microsoft

「我々はユーザーの創造プロセスに寄り添い、その瞬間のニーズに適応するようなデバイスを作りたかった。使えば使うほど、ユーザーはデスクトップモードとスタジオモードを自然に使いこなせるようになるはずだ」とパナイ氏は締めくくった。

Surface Studioはクリスマスシーズンに、2999ドル(約30万円)から発売予定だ。

[原文:Microsoft's Surface boss explains the master plan behind the new Surface Studio PC

(翻訳:哘崎 悟)

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