タイタニックでのレオナルド・ディカプリオ氏とケイト・ウィンスレット氏
20th Century Fox
『タイタニック』の主人公ジャック(レオナルド・ディカプリオ)は実は死なずにすんだのでは? 木の板にはジャックとローズ(ケイト・ウィンスレット)が乗れる余地があったのでは?
この1997年製作の映画では、ジャックがローズを救うため、自分を犠牲にして(命綱とも言える)木の板を譲った。しかし、ある種の観客の間では、この「いかだ」で2人とも助かったのではないか、という議論が巻き起こっていた。
「怪しい伝説」というアメリカのテレビ番組が2013年にこの疑問を解消した(あるいは、議論に終止符を打った)。映画と同じ大きさの木の板を用いて、実際に実験を行ったのだ。最初、木の板は、番組ホストの2人を乗せるにはあまりにも不安定でそのまま沈むかに見えた。しかし、1人用の救命胴衣(映画の中でもローズが着用していた)を板の下に結びつけると、嘘のように浮き続けた。番組ホスト2人は「ジャックは死ぬ必要はなかった」と結論づけた。
この時、番組にはジェームズ・キャメロン監督も出演していた。彼は“自分の失敗”を認めたものの、映画のストーリー上、ジャックは死ぬ必要があったと発言した。しかし、4年後、ジェームズ・キャメロン監督は、「怪しい伝説」のホスト2人の言うことには1つ間違いがあったと“発表”した。
The Daily Beast とのインタビューで、ジェームズ・キャメロン監督は「ジャックはマイナス2度の凍りつく海中で、低体温症を発症しており、ローズの救命胴衣を使って木の板を浮かせる時間はなかった」と主張した。
「上半身を海水から出したまま、ボートか他の物が引っ張ってくれるのを待てば、あるいは、ジャックは助かったんじゃないかな。2人のホストが面白いから、一緒に番組に出ていても楽しかったんだけど、まあ、でたらめも多いよね」
「怪しい伝説」の「タイタニック」実験はこちらで:
[原文:Director James Cameron says 'Mythbusters' was wrong about the ending of 'Titanic']
(翻訳:Conyac)