わたしたちが勘違いしている「ウォーレン・バフェットについての5つの事実」

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HBOの『ウォーレン・バフェット氏になる』という番組について若者にお話ししているウォーレン・バフェット。

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億万長者、ウォーレン・バフェットのことをもっともよく知っているのは娘のスーザン・バフェットだろう。彼女(以下、スージー)は先頃、HBOの番組『ウォーレン・バフェット氏になる』に出演。両親について、オマハの家族の生い立ち、そして、何が彼女の父親をシャーウッド基金設立のような慈善活動に向かわせたのか、などを話した。

倹約家であり、投資資金に対して強く固執するというバフェットの評判にもかかわらず、スージーは家庭で「金融の話はほとんど聞いたことはなかった」と言った。事実、彼女は父親がどれだけ裕福であるかを10代後半になるまでほとんど知らなかった。

「両親はお金についてまったく話しませんでした。お金のことで口論になったこともありません」と最近スージーはBusiness insiderに明らかにした。

「お金の話をしたのは、わたしと兄弟が毎週、おこづかいをもらう時ぐらいです。ただ、『子供はいくら使うことができて、そのうちのいくらかは貯金しなさい』みたいなことも言われたことがありません」

スージー曰く、「人々は父親について勘違いをしている」。ウォーレン・バフェットはどのように勘違いされているのか?


ウォーレン・バフェットは、批評家が言うほどチャリティーの寄付に対してケチではなかった。

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1950年代後半〜1960年代前半、オマハ州の家で。妻のスーザン、子どもの頃のスージー、ハワードジュニアと一緒のウォーレン・バフェット。

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「お金を儲け続ければ、その分たくさん寄付できるという考えを父は持っていました」

スージー曰く、両親は何十年も地域に還元してきたが、まったく自慢しなかった。

「母も黙って、実に多くのことをしていました。実際、母はわたしが高校生の時に奨学金制度を始めました。年に2~3人の子どもだけでしたが、寄付できるお金が手元にあればすぐに寄付していました。両親はどちらも、慈善活動について人々から感謝を求めるようなタイプではありません。そして当時、母が父以上に慈善活動に熱心だったのは確かです」


ウォーレン・バフェットは子供に寛容だった。彼を称賛する人々に対してよりも。

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1954年、ウォーレン・バフェットとスージー。

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「『自分の子供には多くのお金を投資すべきではない』という父の考えにわたしは賛成です。ところが、父はそのことである種の人々からひどい非難を受けています」とスージーはBusiness insiderに言った。

「彼はみなさんが思っている以上に寛大です。わたしは両親が与えてくれたものと自分が持っているものに関して、両親にとても感謝しています。彼は自分の資産(およそ500億ドル:約5兆6000億円)をわたしたちに相続させるべきではありません。そんなの、正気の沙汰ではないです」

バフェットの資産のほとんどは寄付される。また、彼の子どもたちが作った基金にも。


妻のスーザンは、夫の共和党からの離党に影響を与えたと言われているが、彼女自身は共和党員として大人になった。

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1960年、妻のスーザン・トムスン・バフェットとウォーレン・バフェット。

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「わたしの母は実は共和党員として育ちました。誰も知らなかったことです。おかしな話ですよね」とスージーはBusiness insiderに伝えた。

スージーは父方の祖父であるハワード・バフェットの選挙活動を母方の祖父が手伝ったことを思い出した。

「祖父が唯一負けた時です」と彼女は言った。ハワードは議員として4期務めた。


妻のスーザンと別居したまま、アストリッドと一緒に住み始めたのは、バフェットの人生にとって大きな変化だった。

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2014年7月12日、サンバレー市アイダホ州のサンバレーリゾートで2番目の妻アストリッドとウォーレン・バフェット。

Scott Olson/Getty Images

『ウォーレン・バフェット氏になる』でスージーと兄弟は、1980年代始めにウォーレンと母親が別居した後、アストリッドが父親の人生に関わってくれたことに、とても感謝していると言った。

「当時はかなりの痛みがありました。わたしはすでにアストリッドさんを知っていたんです。なのでその点は少し変に感じましたが、面白かったです。当時、わたしは父をとても身近に感じていました。母が番組で言っていたように、父は電気のスイッチすら見つけられない状態でした。彼が料理の仕方を知らないのも不安でした。彼は仕事のこと以外、何も知らなかったのです」

「わたしは母が出て行ったことに対して、少し怒っていました。それは間違いありません。なぜ出て行ったのかが分かりませんでした。父が日常生活を送れるのか不安でした」

スージーは父が心配だったのでオマハの家に1カ月戻った。

「確かに、そこには問題がありました」とアストリッドが住み始めたことに関して言った。

「母とは何年も話し合いました。最終的には理解しましたが」


ウォーレン・バフェットはコカ・コーラの筆頭株主であっても、彼の好物のコカ・コーラを備蓄しないし、無料もしくは卸値で手に入れることもない。

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Allen & Co.会議でのウォーレン・バフェット。2008年7月9日アイダホ州サンバレー市にて。

REUTERS/Rick Wilking

バフェットは毎日コカ・コーラを5缶飲むと言ったが、スージーは「買いだめしておける部屋がない」と冗談を言い、彼はバークシャー・ハサウェイのオフィスで飲むために、古いソーダマシンを持っていると言う。

そして、コカ・コーラの筆頭株主は無料でコーラをもらえると思っている人のために「父はちゃんと自分で買っている」と付け加えた。

「母がいた時は、買いだめしていました。多分、母はたびたび雑貨店に買いに行くよりも、まとめ買いした方が安いと分かったんでしょう。アストリッドはセールをやっているお店を調べてから買うようにしています」

(敬称略)

[原文:5 things you didn't realize about Warren Buffett, according to his daughter

(翻訳:Conyac

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