Snapが株式上場の手続き進める —— 売上4億ドル超、ユーザー数1億5800万人が明らかに

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Michael Kovac / Getty Images

ここ数年のIT業界で最大規模の新規株式公開(IPO)を進めるスナップチャット(Snapchat)の親会社Snap Inc.は2日(現地時間)、直近の財務状況を明らかにした。

資料によると、同社の2016年の売上は4億440万ドル(約456億円)と、前年の5860万ドル(約66億1301万円)から大幅に増加している。デイリー・アクティブ・ユーザー数は2016年第4四半期現在、1億5800万人であることがわかった。

Snapは、上場に伴い30億ドル(約3387億円)相当を調達(金額は今後定められた株価次第で変わる可能性あり)する。引受証券会社は、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、ドイツ銀行、バークレイズ、クレディ・スイス、アレン・アンド・カンパニーらの名前が挙がっている。

ニューヨーク証券取引所での証券コード(ティッカー)は「SNAP」となる見込み。

財務報告書が一般公開された後、企業は投資家との正式なミーティング(いわゆるIPOロードショー)を行うには15日間待たなければならない。Snapは3月の上場を計画しており、関係者は同社の時価総額は250億ドル(約2兆8208億円)に達する可能性があるとしていた。

Snapの「ロードショー」(機関投資家に向けた会社説明)に詳しい関係者によると、同社の26歳になるCEOエヴァン・シュピーゲル氏が投資家に対して、今後の経営についてどのようなメッセージを伝えるかが焦点になるという。FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏同様、シュピーゲル氏の「ビジョン」が注目されているのだ。

シュピーゲル氏はクラスAの株式の21.8%を所有、同社最大の株主となっていて、共同創設者のロバート・マーフィ氏も同数を保有している。2人はクラスB、クラスCの株式も所有している。

Snapのビジネスはチャット・アプリから急速に成長している。広告やニュースに加え、昨年からは写真や動画を撮影できるメガネ「Spectacles(スペクタクルズ)」の販売も始めた。

投資家に対して、同社は彼らが目指すマーケット —— 既に知名度のあるミレニアル層を超える —— がどのようなものなのか、説明する必要に迫られる。また、10億ドル以下の売上を数十億規模へ成長させるビジョンも問われることになるだろう。

売上が増加する一方で、損失は前年の3億7300万ドルから、2016年は5億1400万ドルに増えている。

Snapは上場で調達する資金を、「一般的な企業目的」に使用するとしているが、一部を買収に使う可能性もあるという。


[原文:Snap files for its IPO, revealing surging sales growth and huge losses

(翻訳:編集部)

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