Snapchatの忘れられた第3の共同設立者レギー・ブラウン氏
LinkedIn/Reggie Brown
Snapの共同設立者エヴァン・シュピーゲルとボビー・マーフィは、時価総額250億ドル(約2兆8208億円)ともいわれる同社の上場により、一夜で億万長者になる。
彼らの栄光を共有しない人間が1人いる。レギー・ブラウンだ。共にスタンフォードで学び、写真が消えるというSnapchatの核となるアイディアをもたらしたとされる男だ。
ブラウンは2013年、一切の株も与えられず、同社を追い出された後、シュピーゲル氏とマーフィー氏を相手取り、訴えを起こした。Snapは2日(現地時間)、ブラウン氏に和解金として総額1億5750万ドル(約177億円)を支払っていたことを初めて明らかにした。
資料によると、「2013年2月、個人は我々とSnapの前身である組織および2名の社員に対し、その者が共同で創業者と所有する特定の知的財産を我々が使用していたとして、ロサンゼルスの上位裁判所に訴訟を起こした」と、Snapは目論見書の中で明らかにした。「2014年9月、すべての訴えについて和解が成立した」という。
この和解の一部として、Snapはブラウン氏に対し総額1億5750万ドルを現金で支払うことに合意し、2014年に5000万ドルを、2016年に1億750万ドルを支払った。ブラウン氏が当初要求していた5億ドルからは大幅に少ない金額での和解となった。
ブラウンの名前は、5%以上の株式所有者リストには掲載されていない。
Snapchatのローンチを祝う共同設立者たち:レギー・ブラウン氏、ボビー・マーフィ氏、エヴァン・シュピーゲル氏
LA County Superior Court
(敬称略)
[原文: Snapchat paid its third cofounder $158 million in cash to disappear ]
(翻訳:編集部)