新しいノートPCの購入を検討したら、Appleの特別さを思い出した

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マイクロソフト サーフェスブックを使用

Melia Robinson/Business Insider

ノートPCを買おうと思っている。特別なものでなく、会社から支給されたMacBook Airを使っていない時や、レビュー用にメーカーから借りたノートPCをテストしていない時に、ゲームができて、映画が観られるくらいでいい。

今のところ、Windows 10のノートPCを買おうと思っている。意外にもWindows 10が気に入ったからだ。また、ご存知の通り、WindowsはMacよりも低価格で、わたしがお金を持っていないことも理由だ。

ただ、WindowsのノートPCを選ぶのは非常にストレスが溜まり、時間がかかる作業だ。Dell、Lenovo、HP、Asusのマシンはどれも同じように見える。

どこの店でもPC売り場には、画面解像度、CPU速度、メモリ搭載量などがちょっとだけ違う、たくさんの似たようなマシンが並んでいる。僕はPCには詳しい方だと思っているが、それでも骨が折れる作業だ。なにより“間違った”PCを選んで、お金を無駄にするのはイヤだ。

こうした体験は、スティーブ・ジョブズがAppleに復帰し、iMacを発売してからの20数年で、Appleがいかにスマートになったかを思い出させてくれる。Macの購入は、Windows PCの購入よりはるかに簡単でわかりやすい。PC市場が縮小するなかで、Appleがシェアを拡大し続けている大きな理由の1つだ。

Apple の天才性

もし、あなたが古いMacBookのユーザーなら、最新のMacBookはずっと優れていることは明確だ。好きな機種から好きな機種の最新版へと買い換えよう。Appleには6つの製品ラインしかない。MacBook、MacBook Pro、MacBook Air、iMac、元気のないMac ProとMac miniだけだ。

これはとても効率的で、購入時のストレスを軽減してくれる。予算を決めてAppleストアへ行けば、予算に合ったモデルがある。ただし、現在入手できる最安のデスクトップPCはMac Miniで499ドル、ノートPCはMacBook Airで999ドルだ。

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iMacを紹介するスティーブ・ジョブズ(1997年)

Mousse/Reuters

また、Appleストアは、スティーブ・ジョブズのもう1つの大きな功績だ。商品を自由に試せるスペースがあり、ユーザーにとって本当に必要なのはMacBook ProなのかMacBook Airなのかをアドバイスしてくれる知識豊富なスタッフがいる。

こうしたすべてが、ソフトウェアに対する有名な考え方「It Just Works(思いのままに)」と相まって、マシンのスペックはそれほどでもないのに、MacをWindows PCよりも高価格帯の製品にしている。まだ、タッチスクリーンを搭載していないのに!

人は難しい判断をしなくて済むなら、すすんで対価を払うものだ。

マイクロソフトの戦略

マイクロソフトから見れば、Appleの極めてシンプルなアプローチは採用することができない。Windowsの長年の利点の1つは、高価でハイエンドなゲーム用PCから、ウォルマートで売られている200ドルの低価格ノートPCまで、多様なマシンを選べることだ。Windowsが80年代に発売されて以来、このようなスタンスを採っている。

マイクロソフトはハードウェアの会社ではなく、ソフトウェアの会社だ。あらゆる形、あらゆる大きさのコンピューターにWindowsを搭載することが同社の事業戦略の柱だ。しかし、多種多様な選択肢があることは素晴らしいことだが、顧客にとっては機種選びをより複雑で難しいものにしている。

今、マイクロソフトはAppleに対して、ハードウェアでも攻勢をかけている。Surfaceだ。MacBookの今年のモデルが、昨年モデルより優れているのと同様に、Surface Pro 4はSurface Pro 3より、そしてSurface Pro 3は2よりも優れている。これは明快で論理的なやり方だ。製品のラインナップが顧客にわかりやすい。スペックを見なくて済む。

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Matt Weinberger

そしてマイクロソフトは、Appleストアに対抗して、数は多くはないがマイクロソフト ストアを展開している。厳選されたWindowsノートPCとタブレットが並べられ、購入サポートや技術サポートをしてくれるスタッフがいる。

しかし、誰もがマイクロソフト ストアに行けるわけでも、ハイエンドマシンを購入できるわけでもない。多くの消費者は結局、ベストバイやコストコでその週のセール品になっている製品を買うだけではないだろうか。

Windows PCの購入とはそういうものだったし、今後もそうだろう。それでも僕はまだ、Windows 10のノートPCを買うつもりだ。ただ今回の体験は、Appleがいかにマーケットで誰もが見落としていたことに気づき、最大限に活用したのかということを思い出させてくれた。

[原文:Trying to buy a new laptop is a good reminder of what makes Apple so special

(翻訳:Conyac

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