離婚に関連した内容をソーシャルメディアに投稿するのは、長期的に見ると有害だ。
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離婚というのは、一筋縄ではいかないものだ。友人や家族の支えを求めたくなってしまうのも理解できる。
しかし、親友に会って思いのたけを語るのと、Facebookに感情を吐き出すのとでは、決定的な違いがある。
「ソーシャルメディアは悪魔です。あえて言うなら、“離婚の悪魔”」
ニューヨークでトップの離婚専門弁護士事務所のマネージングパートナー、ジャクリーヌ・ニューマン(Jacqueline Newman)氏は語る。
本人同士しか知らないような離婚の詳細をソーシャルメディアに明かすのはやめた方がいい、と同氏は言う。クライアントがこの間違いを犯すところを何度も見てきたそうだ。
「Facebookの『友達』なら自分のことを大いに心配してくれるだろう、と多くの人が考えます。そのために、離婚相手のことを非難したり、自分の子供たちの状況を語ってしまうのです」
もうすぐ「元」夫妻になる離婚相手についての投稿をぶちまけることでクールダウンするという行動は、一見無害なようだが、長期的に見ると有害だ。裁判官はおそらく離婚協議上プライベートなドラマには関心がないものの、インターネット上に発信した内容は一生自分自身に付いて回るので、将来の元夫や元妻、さらに子供たちとの関係に支障をきたす恐れもある。
「ドツボにはまる人の例は後を絶ちません。いつでも閲覧できるデジタルの足跡を永遠に残してしまったのですから」
ニューマン氏は、SNSに投稿するに当たっての簡単なルールをアドバイスする。
「自分の子供、元妻や元夫、裁判官に見せて大丈夫な内容でなければ、決して投稿してはいけません」
[原文:A top NYC divorce attorney reveals the biggest mistake she sees clients make during a divorce]
(翻訳者:にこぱん)