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履歴書に書いた方が良い13の趣味と、書くべきではない1つのこと

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「趣味」を書く必要はないという人もいるが、それは間違いだ

Justin Sullivan/Getty Images

「履歴書の趣味欄は空白でいい」と考える人がいる。「面接官が履歴書に目を通す時間を無駄にしたくないから」というのがその理由だ。

しかし、趣味欄に気の利いたことを書けば履歴書の“奥行きを増す”ことができる。もちろん、自分と他の候補者との差別化にもつながる可能性もある。

例えば、Googleのような企業でのインターンシップでは、人事マネージャーたちは、面白くて、個人的な特徴を履歴書に求めている(元インターン生はそう言う)。「よく書けた履歴書はあなたを輝かせます。他人とはちょっと違う個性をアピールするべきです」。重要なのは、履歴書を「誰に向けて書いているのか」である。

Salesforceのグローバル人事を担当するアナ・レシオ氏は「履歴書に書いてある趣味が仕事に関係するなら、いい評価につながる」と語った。

「もし、あなたの趣味が他の人よりも魅力的な候補者としてアピールできる要素になるのなら、ぜひとも書くべきです」。キャリアコンサルティングとパーソナル・ブランディングを展開するRésumé Strategistsの創業者 兼 社長 アリッサ・ゲルバード氏もそう話す。

同氏はまた、「趣味は人柄や業界知識をさり気なくアピールできます。応募しているポジションに適していることをそれとなくアピールできるのです」と語った。

しかし、書いただけで安心してはいけない。「履歴書に書いたことは面接の中で質問の対象になることがあります。趣味に対する情熱や、(その趣味を)書いた理由まで、しっかり語れなければダメ」

履歴書に書いた方が良い13の趣味と、書くべきではない1つのことを紹介しよう。

ヨガ

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Strelka Institute for Media, Architecture and Design/Flickr

ヨガは平静を保ち、自らを制御できる能力があることを示すとゲルバード氏は言う。

「もし、求めているポジションが、非常に忙しく、エネルギッシュな環境、例えば広告代理店やPR会社のような業界なら、高い評価につながるでしょう。プレッシャーをうまくコントロールできるとアピールできるから」

エクストリームスポーツ

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Steve Jennings/GettyImages

ウルトラマラソン、マウンテンバイク、スカイダイビングなどのエクストリームスポーツは、自分の限界に挑戦し、自制心があり、未知を恐れず、リスクの緻密な計算ができることを面接官にアピールできる、とゲルバード氏。

「これらはリーダーシップが必要なポジションに求められるものです。特に、まだ若い、成長途中の組織などにはピッタリ」

動画制作

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Jeff Gross/GettyImages

動画制作は、制作やイベント企画の仕事などに応募しているなら人目を引く趣味だ。ブロードキャスティングやライブストリーミングはイベントやカンファレンスで用いられるため、動画制作の知識や興味は仕事の役に立つ。また、几帳面で、細部にこだわり、集中力があることもアピールできる。イベント関係の仕事をするには重要な資質だ。

持久系のスポーツ

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Ezra Shaw/Getty Images

マラソン、トライアスロン、サイクリングなどの持久系スポーツは、気力、粘り強さ、そしてコミット力を示すことができる。事業開発や営業のマネージャーなどに求められる資質だ。

チームスポーツのキャプテン経験

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Matthew Lewis/GettyImages

サッカーやバレーボールのようなチームスポーツの経験は、チームプレーヤーであることをアピールできるだけではない。キャプテン経験があればリーダーシップも能力の1つとしてアピールできると、『301 Smart Answers to Tough Interview Questions』の筆者、ビッキー・オリバー氏は語る。

「チームスポーツをしていた人は、企業においても良い働きをすることが研究で証明されています」

ブログ

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Koichi Kamoshida/GettyImages

コミュニケーションやマーケティングの仕事を狙っているのであれば、ブログのスキルは有効だ。

ただし、ゲルバード氏によると「ブログを現在も続けていて、良い文章で間違いがなく、記事があなたの個性や能力をポジティブに反映したものになっている」ことに注意。

登山

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Flickr/Gary Crawford

ゲルバード氏は、登山への興味はもちろん、「10カ国の名峰に登頂した」などは、極めて印象的な人柄をアピールできる手段だと言う。登山に関係した職種であればなおさらだ。

「旅行業界で働きたいけれど、これまで(旅行業界で働いた)経験がないような場合でも、登山が趣味であれば、旅行への興味と経験があることをアピールできます。もし、登山旅行を企画した経験があれば、かなりのプラスになります」

楽器演奏

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Oli Scarff/GettyImages

「音楽関係の職種以外でも、ギターやバイオリンの演奏ができることは魅力的です。土木技師など、高い注意力、コミットメント力、自制心を要する仕事の場合は特に有効」とゲルバード氏。

ボランティア活動

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Carl Court/GettyImages

「誰かに恩返しをしたり、社会に貢献することは、たとえば、Salesforceでは、ビジネスの中核をなす価値観の1つ。もし、ボランティア活動が趣味として書かれていたら、その人は当社の企業文化に合っている可能性が高いと判断します」とレシオ氏は述べる。

「わたしのチームでは情熱的で思いやりのある人を求めています。空いた時間の使い方で、彼らがわたしたちの望む価値観を持っているかどうか、すぐにわかります」

写真

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Benjamin Lawless/flickr

もし、デジタルマーケティング会社での顧客担当やクリエイティブ・ディレクターのポジションを狙っているなら、写真は履歴書に書く価値のある趣味だ。創造性や構図の作り方、我慢強さなど、写真に必要な能力はすべて、それらのポジションにおいて役立つから。もし、ウェブサイトに写真を掲載しているなら、履歴書にURLを書いておくべきだとゲルバード氏はアドバイスする。

ガーデニング

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Clemens Bilan/GettyImages

ゲルバード氏によると、「ガーデニングへの情熱は、持続可能性やクリーンエネルギーに関する仕事を探している時に良いアピール材料になる。自然や環境に興味があることを明確に示せるので、他の候補者から一歩抜きん出ることができる」

オンラインスポーツゲーム

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Ben Horton/GettyImages

インターネット上で架空のチームを率いて競い合うゲームは、ベンチャーキャピタルなどの特定の分野では、チャレンジ精神の持ち主であることを強調できると、オリバー氏は述べる。

珍しい趣味(いい意味で)

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Jim Young/Reuters

香水を作ったり、柔術をやっているなど、面白い会話につながる趣味は履歴書に書く価値がある、とオリバー氏は言う。ただ、悪い意味で“面白い”会話にならないように注意。変わった動物のハンティングは、ダメだ。

「読書」は書くべきではない

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Justin Sullivan/GettyImages

本をたくさん読む人は、明らかに有利な点がある —— 本を読まない人に比べて賢く、成功している人が多い。しかし、履歴書の趣味欄に「読書」と書く必要はない。

本を読む人はたくさんいる。つまり、読書はユニークな趣味ではない。熱心な読者家であることをアピールすれば、隣の応募者より、思慮深く、博識であることを示せると思うかもしれない。しかし、オリバー氏は、読書に多くの時間を使っているとアピールすることは、孤独癖を伝えてしまう可能性がある、と言う。

[原文:13 hobbies that look great on your résumé — and one that doesn't

(翻訳:Wizr)

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