Facebook VP Regina Dugan.
AllThingsD/Asa Mathat
Facebookのエグゼクティブたちがトランプ大統領の移民政策を非難しているのは既報の通り。従業員たちも飛行機の利用をボイコットして大統領令に抗議している。90日間、飛行機に乗らないか、あるいは乗る回数を減らす。
Facebookのエンジニアリング担当副社長、レギーナ・ドゥーガン氏が3日金曜日、Facebookにコメントを投稿したことで、この抗議活動が始まった。同氏は、Facebookの“ミステリアスな”ハードウェア部門「Building 8」を率いている。2016年初頭、マーク・ザッカーバーグ氏がGoogleから引き抜いた。
ドゥーガン氏はこのようなコメントをポストした。「先週の日曜日、わたしは悲しみに暮れていました。そして、何かしなければならないと決心したのです。すぐに即席のチームができ、ロゴが作られました。2日後、nofly90.comが完成しました」
nofly90.comは、ボイコットが「無視できないもの」であることをアピールする。「アメリカでは、毎日約200万人が飛行機を利用している。10人のうち1人が90日間、飛行機に乗ることをボイコットすれば、50億ドル(約5600億円)の機会損失が生じるはず。無視できない金額じゃないか?」
「モンゴメリーの公衆バスのボイコット(1955年に起きた人種差別への抗議活動。米国の公民権運動のきっかけの1つとなった)は381日間続いた。今度は、わたしたちの番です」
すでに、Facebookの従業員をはじめ、Googleや他のIT企業の従業員も、でウェブサイトを広めている。
Facebookの広報担当者は「同社はドゥーガン氏の抗議活動にはかかわっておらず、ウェブサイトの作成にあたって同社のリソースは使われなかった」とBusiness Insiderに語った。
マーク・ザッカーバーグ氏は、先週の大統領令に対して、他のIT企業のCEOと同様に抗議をしている。 同社COO シェリル・サンドバーグ氏は「(大統領令は)わが国を最高の国にしている精神と価値を否定するもの」だと述べた。
[原文:Facebook employees are protesting Trump's immigration ban by boycotting flying(FB)]
(翻訳:蓮)