Terra Bella
地図関連のスタートアップ企業Planet Labsは3日金曜日、Googleから衛星画像会社Terra Bellaを買収すると発表した。Googleは2年前にTerra Bellaを5億ドル(約560億円)で買収している。
契約によると、Planet LabsはTerra Bellaの事業と衛星を買収し、Googleは地図サービスのために、引き続き衛星画像のライセンスを維持する見通し。
両社とも契約の詳細は明らかにしていない。
関係者によると、3億ドル(約340億円)以上の金額(それでもGoogleが2年前に支払った5億ドルよりは少ない額)で契約が締結された模様。GoogleはPlanet Labsの主要株主となり、Terra Bellaの長期的な成功のために今後も投資を続ける。
この動きは、Googleの親会社Alphabetの直近の取り組みの成果と言える。同社はグループ全体のコストを管理している。
数年前、Alphabetは太陽光で飛行する無人機でインターネット接続を提供する計画を中止し、Google Fiberインターネットサービスの拡大も止めた。ドローンを使った配送サービスの開発もスローダウンしている。また同社では、主要幹部が数名退社した。
同社の四半期決算によると、AlphabetのGoogle以外の「その他」事業は、直近の四半期で2億6200万ドル(約290億円)の売上高、10億8800万ドル(約1200億円)の営業損失となった。
[原文:Google is selling its $500 million satellite company to a startup (GOOG, GOOGL)]
(翻訳:梅本了平)