イヴァンカ・トランプ氏
Joe Scarnici/Getty Images for Fortune
米百貨店ノードストロームは、トランプ大統領の娘イヴァンカ・トランプ氏が展開するブランド『イヴァンカ・トランプ』の取り扱い停止を発表した。
『イヴァンカ・トランプ』マーケティング部門シニア・ディレクターのローズマリー・K・ヤング氏は3日金曜日の午後、この件に対し、Business Insiderに文書で回答した。
「『イヴァンカ・トランプ』は、お客さまのご支援の増加に伴い、商品カテゴリー、販売ともに拡大し続けています。おかげさまで2016年は前年比で大幅な増収となりました。また、ブランドの価値は、それが生み出す利益だけではなく、ブランドの持つ品位によって評価されるとわたしどもは考えています。ブランドを支持していただいている女性は多様な職業を代表されており、『イヴァンカ・トランプ』の設立の趣旨を体現していただいていることを誇りに思います。弊社は女性たちを輝かせ、多様な観点からその生き方を称賛し、サービスを提供することを目的に設立されました」
一方、ノードストロームは取り扱い停止の理由を同ブランドの販売減少のためとしている。
「わたしたちは毎年、10%のブランドの取り扱いを中止しています。ブランドの売上に基づき、今シーズンは『イヴァンカ・トランプ』を取り扱わないと決定しました」とノードストロームの代表はBusiness Insiderに語った。
金曜日には、百貨店ニーマン・マーカスも他社の動きを追うように、ウェブサイトから『イヴァンカ・トランプ』の全商品を削除した。
ノードストロームとニーマン・マーカスはともに、トランプ・ブランド製品を取り扱っている小売店をボイコットする不買運動の標的になっていた。ウォルマート、Amazon、百貨店のブルーミングデールズなどはトランプ・ブランドの販売を続けている。
[原文:Ivanka Trump's brand just responded to being dropped by Nordstrom]
(翻訳:須藤和俊)