アマゾンの店はレジが不要
Amazon
ハイテクを駆使したアマゾンのスーパーマーケットは、たった3人で運営できる。The New York Postが伝えた。
同社は、2階建ての1万平方フィート(約930平方メートル)〜4万平方フィート(約3700平方メートル)のスーパーを計画中。オペレーションのほとんどはロボットが行う。
スーパーはまだ試作段階だが、昨年12月に発表された「Amazon Go」の拡大版だ。
同社の新しいスーパーマーケットは、レジもレジ係も不要。そのため、買い物客はレジを待つ列にならぶ必要がない。代わりに、スマホのアプリを使う。アプリはカゴの中の商品を自動で検知する。
記事によると、スーパーの2階にはロボットが待機している。1階の買い物客のために商品を探し、袋に入れてくれるらしい。スーパーには4000ほどの商品が並び、買い物客が「触りたくなるような」新鮮な肉、果物、野菜、卵などもある。薬も販売される予定。「より利益率の高い商品を販売」していくという。
The New York Postによれば、スーパーのスタッフは通常3人程度で、最大でも10人を超えない。普通のスーパーに比べれば極めて少ないスタッフ数だ。
「アマゾンはテクノロジーを活用し、スタッフを最小限に抑えようとしている」と、関係者が同紙に語った。
ロボットはすでに、同社の巨大な物流倉庫で使われている。
The Seattle Timesによれば、2016年に同社はロボットの数を大幅に増やした。同社の本社がある街の地元紙は今月の初め、「アマゾンは現在、20の物流倉庫に合計4万5000ものロボットを所有している」と伝えた。
世界経済フォーラムは昨年の1月、ロボット、オートメーション、そしてAIが、500万の仕事を人から奪うと警鐘を鳴らした。
[原文:Amazon's supermarket of the future could operate with just 3 staff — and lots of robots(AMZN)]
(翻訳:Wizr)