大切なのは「2〜3の基本的な質問」。フォードの社長兼CEOマーク・フィールズ氏
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フォードの社長 兼 CEO マーク・フィールズ(Mark Fields)氏は、2021年を目処に自動運転車の量産を目指している。113年の歴史を持つ同社を来たるべき自動車革命において、業界のリーダーとするために。
フォードはすでにシリコンバレーの企業に対し、大々的な投資を行っている。40を超えるスタートアップ企業と協力関係を築くため、イノベーションセンターも設立した。
先日、フィールズ氏がBusiness Insiderに来社したので、UberやLyftなどの配車サービスとの提携を検討しているかどうかを聞いてみた。さすがに明確な回答は避けたが、「フォードの自動運転車計画は、同社の他の戦略と同様、『3つの質問』に対する答え次第」だと語った。
1. どこで展開するのか?
その戦略は市場のどこで展開するのか?
2. 勝利の方法は?
その戦略で市場のどんなニーズを満たすことができるかを「徹底的に考えなければならない」とフィールズ氏。楽観主義は役に立たない。この質問に十分に答えられないケースが非常に多く、その場合、フィールズ氏と彼のチームは何度でも最初の質問に立ち返る。
3. どんな能力が必要か?
フィールズ氏とチームは次に、計画のどの部分が社内で対応可能かを検討する。外部に人材を求める必要がある場合は、提携や買収も視野に入れる。
「(提携や買収で)重要なのは双方に価値がもたらされること。もし、そうでなければ、長続きしない」
[原文:Ford's CEO asks himself 3 questions before pursuing a new project]
(翻訳:Conyac)