マイクロソフトの元CEOビル・ゲイツ氏はブリッジをするのが好き
REUTERS/Rick Wilking
成功者は、人生を食事や睡眠、仕事だけに費やすものではないことを知っている。 誰でもオフの時間を楽しむことが必要だ。
そして、自由時間の大部分を趣味に費やすことで、さらなる成功を手にすることもある。 たとえば、楽器を弾くことで創造性や分析力が刺激され、運動神経の向上にもつながる。
ほんの少しでもひらめきが起こることを願って、大きな成功を手にした15人の趣味を紹介したい。
(敬称略)
リチャード・ブランソンは「チェス」
ブランソンは冒険好きの一面があることで知られている。バージン(Virgin)グループ創始者である彼がカイトサーフをしたり、外洋でのんびりしたりする画像を見た人も多いかもしれない。彼が一番気に入っている趣味は、メンタルが試されるものだ。
「チェスは世界で最高のゲームではないかと思う」と彼はバージンのブログに書いている。
「チェスには、さまざまなスポーツの一番素晴らしい要素である『戦術』『計画性』『勇気』『リスク(を負う)』ことが組み合わさってできている。チェスをしながらお茶を一杯飲み、また刺激的な会話ができる」
ブランソンは人生で何千ものゲームをプレイするだろうと言い、プライベートリゾートのネッカー島に滞在中の午後には、いつもビーチで過ごし、子どもたちとチェスをしている(『The Telegraph』)。
ジャック・ドーシーは「ハイキング」
Mike Blake/Reuters
ジャック・ドーシーが2011年にTwitterとモバイル決済サービスのSquareをフルタイムで経営し始めた頃、Techonomy 2011で観客に向けて、「すべての仕事を成し遂げるため、毎日その日のテーマを設定している」と話した。彼は注意力が散漫になった時でも、即座にその日やるべきことを思い出し、集中することができると言う。土曜日にはハイキングに出掛けるそうだ。
メリル・ストリープは「編み物 」
Doubt/Miramax
数々の賞を受賞しているアメリカの女優メリル・ストリープは、編み物が大好きだと言う。映画『ダウト(Doubt)』で彼女が着用していたショールは自身の手編みだ。 メリル・ストリープは多くの時間を編み物や癒し系の趣味に費やしていると自認している。
「わたしにとって、編み物は考えをまとめ、瞑想的な生活を理解する場であり、ある種、空っぽになれる場所だ」
実際、撮影の待ち時間に編み物をするのが好き、という有名人は意外と多い。ジュリア・ロバーツやライアン・ゴズリング、クリスティーナ・ヘンドリックスもそうだ。
ケンブリッジ侯爵夫人(旧名:キャサリン妃)は「塗り絵 」
Chris Jackson/Getty Images
ここ数年、ジョハンナ・バスフォードの「秘密の花園」などがアマゾンのベストセラー第1位になるなど、大人向けの塗り絵本が世界的にブームだ。 夫であるウィリアム王子の話によると、ケンブリッジ侯爵夫人もまた塗り絵の魅力に取り憑かれているという。 流行の仕掛け人は塗り絵が瞑想や集中力を高める訓練になるとしており、それがストレス軽減や思考整理に役立つという。
ビル・ゲイツは「トランプのブリッジ 」
Carlos Barria/Reuters
ビル・ゲイツには自ら「オールドファッション」と認める趣味がいくつかあるという。億万長者の彼はソーシャルニュースサイトのレディット(Reddit)に対し「わたしは熱烈なブリッジ・プレイヤーだ」と話している。 彼はテニスをするのも好きだそうだ。しかし、一番の楽しみは自分の子どもたちと一緒に過ごす時間だと話す。
ジョージ・W・ブッシュは「絵を描くこと」
ジョージ W. ブッシュ元大統領の自画像
AP Photo/Benny Snyder
元アメリカ大統領のブッシュ氏は絵描きとして多くの作品を残している。子犬50匹、風景、そして少なくとも30名の世界的リーダーたち。 ブッシュ氏が絵を始めたのは2009年に大統領を退任した後。フロリダで1カ月間にわたって、ジョージア州に拠点を置くある画家の指導を受けた。
レイ・ダリオは「超越瞑想」
Bridgewater Associates
Business Insiderのリッチ・フェローニの報告によると、コンサルティング会社ブリッジウォーター(Bridgewater Associates)創業者のレイ・ダリオは超越瞑想こそが「人生に最大の影響を与えたもの」だと話しているという。 1969年、大学生だったダリオは、ビートルズが夢中になっているという超越瞑想を始めた。彼は従業員にも超越瞑想を実践させている。最近では、ウォールストリートの銀行家や投資家の間で、超越瞑想のレッスンに参加するのが一種のはやりのようになっている。
トム・ハンクスは「ビンテージのタイプライターを収集 」
以前、ビジネスインサイダーでもお伝えしたが、俳優で映画製作者のトム・ハンクスは1978年からビンテージのタイプライターを集めている。毎日彼がそれを使用するのは、タイプライターの音や感触、そして恒久性を愛するが故だという。
「タイプライターのすべての文字には威厳がある。言葉がガチャ、ガチャ、ガチャという小さな爆発によって紡がれていく。1通のお礼状が、名作文学のような重みになる」とニューヨーク・タイムズに寄稿している。
セルゲイ・ブリンは「アドレナリン中毒 」
Google+, Sergey Brin
Googleの共同創業者セルゲイ・ブリンは空き時間に、自身の体を何らかの形で限界に追い込むのが好きだ。たとえば、ローラーホッケーやアルティメット、ジム、スカイダイビング、空中ブランコなどだ。
マリッサ・メイヤーは「オーブン料理 」
REUTERS/Ruben Sprich
Yahoo! のCEO、マリッサ・メイヤーはサンフランシスコ・マガジンに対し、以前からパンやケーキを焼くのが大好きだ、と話した。 「たぶん、わたしがとても科学的な人間だからだと思う。最高のコックは科学者だ」と彼女は言う。マリッサ・メイヤーはパンなどを焼く時も、実用的なアプローチをとっており、カップケーキやフロスティングのレシピを分析するスプレッドシートを作成している。
「実際、趣味は仕事にも良い影響を与えている」と彼女は言う。「新しく、革新的なものの見方ができるようになる」
スティーブ・ウォズニアックは「セグウェイでポロをプレイ」
Scott Beale / Laughing Squid
セグウェイに乗って行うポロ競技が流行しているようだ(ポロは本来馬に乗って行う伝統的な球技)。そしてこの競技の世界トーナメントには、Apple共同創始者のスティーブ・ウォズニアックの名がついているものもある。セグウェイポロのワールドカップ「ウォズカップ」だ。試合は4クォーターに分かれており、各チーム5人でゴム製のボールを相手チームのゴールに入れられるか、を競う。 ウォズニアクは「セグウェイポロはわたしがスケジュール調整してでもやることの1つだ」とQuartzに語っている。
ティム・ガンは「アートに浸る」
Jason Merritt/Getty Images
人気テレビ番組「プロジェクト・ランウェイ」の共同司会者でファッションアドバイザーも務めるガンは、毎週日曜日はメトロポリタン美術館で過ごすと ニューヨーク・タイムズに話した。
「基本的に、閉館時間の間際までいます」
彼は場にふさわしく、スーツを着て美術館へ続くセントラルパーク内の道を歩く。
「わたしはアートが大好きだ。まずはギリシャとローマのギャラリーへ行く。さまざまな対象を選んでじっと見ている。メトロポリタン美術館への旅は非常に心が揺さぶられる。体が地面から浮きあがるような絵がいくつもある。心が弾む」
それから彼はバルコニーラウンジに向かい、1、2杯のワインとお茶、そしてサンドウィッチを楽しみ、iPadを取り出して今見てきたばかりの作品について調べる。
「古代ローマへの興味は、尽きることがありません」
ウォーレン・バフェットは「ウクレレ演奏 」
AP Images
Forbesによると、バークシャー・ハサウェイ CEOのウォーレン・バフェットは、数十年のキャリアを持つウクレレ愛好家だという。バフェットはしばしば自身の音楽の才能を慈善事業に費やす。また、ネブラスカ州オマハにある子供向けクラブに楽器を寄付している。時々、チャリティで演奏会を行っている。
アンジェリーナ・ジョリーは「武器収集」
Lara Croft Tomb Raider The Cradle of Life/Paramount Pictures
以前、Business Insiderでも伝えたが、アンジェリーナ・ジョリーは個性的な趣味を持つハリウッド女優の1人。彼女は家族と共にナイフを収集している。 彼女の母親がアンジェリーナ・ジョリーを短剣の世界へいざなったのは彼女が子供の頃。彼女もまた息子のマドックス(Maddox)くんにこの趣味を伝えているとW.マガジンに話している。彼女いわく、息子に渡しているナイフはけが防止のため刃先が鈍いものだといい、ナイフを購入する際はいつも「暴力についての話し合いを伴う」という。 コナン・オブライエン(Conan O’Brien)とのインタビューで彼女は、バタフライナイフを扱う手さばきを披露し、武器に魅了される理由を語った。
「そこには、ただ美しい何かがある」
ラリー・エリソンは「セーリング」
AP Photo/Bernat Armangue
アメリカの人気司会者チャーリー・ローズ(Charlie Rose)はオラクル(Oracle)現CTOで元CEOのラリー・エリソンにインタビューした際、彼がヨットレースのアメリカズカップで優勝することに熱中する理由を尋ねた。するとエリソンは「わたしはタバコを吸わない。しかし、セーリングはする」と答えた。 Business Insiderでも以前お知らせしたが、エリソンは1966年、22歳でカリフォルニア州に移って間もなくセーリングの講習を受けた。そして25歳には、34フィート(約10メートル)の船を手にしている。
[原文:15 hobbies highly successful people practice in their spare time]
(翻訳:Conyac)