Appleがスマホ市場を独占 —— 統計でその理由を探る

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Apple CEO ティム・クック氏

Apple

Appleは、スマートフォン市場における利益の92%を占めている。投資会社Canaccord GenuityのアナリストMichael Walkley氏が火曜日、顧客に配布した資料で明らかにした。

これは、AppleのiPhoneが、ハイエンドスマホ市場を独占していることを意味する。

これを裏付ける統計がある。AppleのライバルであるSamsungは直近の四半期に、iPhoneよりも多くの携帯電話を販売した。9000万台の携帯電話のうち、7750万台がスマートフォン、1250万台がフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)だった。

一方、iPhoneの販売台数は7830万台。しかし、消費者はiPhoneに「より多くのお金」を費やした

Walkley氏の調査によると、Samsungの携帯電話の平均販売価格は182ドル(約2万円)。一方、iPhoneは695ドル(約7万8000円)。Samsung製品の約4倍だ。

これが、Appleの市場シェアが17.6%にもかかわらず、同社がスマートフォンのハードウェア市場で圧倒的な優位性を確保している理由だ。

以下は、Canaccordの見解。

  • 「Galaxy Note 7」の発火問題と「iPhone 7 Plus」への旺盛な需要を考慮すると、Appleは2017年、ハイエンドスマートフォン市場におけるトップシェアをさらに拡大するだろう。
  • 全世界のiPhoneの利用数は5億7000万台を超えた(2016年。インストールベース)。Appleの10〜12月期の四半期決算も好調だった。
  • 目覚ましいインストールベース台数は、強い買い替え需要と利益をもたらす。同様に良好なキャッシュフローは長期的なキャピタルリターンを生み出す。
  • iPhone発売10周年となる「iPhone 8」では、大幅なアップグレードが実施されると予想しているが、我々の調査では、新しいiPhoneの登場(おそらく2017年9月頃)まで、iPhone 7の需要は堅調に推移すると思われる。

[原文:Apple completely dominates Samsung in profits — this stat shows why

(翻訳:蓮)

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