Reuters
全米で有数の百貨店「ノードストローム」が反撃に出た。同社はトランプ大統領の長女イヴァンカ・トランプ氏のブランドの取り扱いをやめる決定をしたことで、水曜日、ホワイトハウスから「トランプ大統領の政策に対する攻撃だ」という非難を受けていた。
同社によると、ブランドの取り扱い中止についてイヴァンカ氏には1月初めに知らせていた。理由は売上げ不振だ。
ノードストロームは、トランプ大統領から名指しのツイートで攻撃されたこと、ホワイトハウスから大統領の娘の名前に傷をつけようとしていると非難されたことを受けて、声明を出した。
「先日の繰り返しになりますが、当社のこの決定は売上に基づいています。昨年、特に2016年の後半、ブランドの売れ行きは落ち続け、今や通常のビジネスとして考えた時に取り扱いの続行は非現実的だというところにまで来ていました」
トランプ大統領は8日水曜日、「娘のイヴァンカが、ノードストロームから不当な扱いを受けている。娘は立派な人間で、正しいことをするようにいつもわたしの背中を押してくれる! ひどい話だ!」とTwitterに投稿した。
ショーン・スパイサー報道官も大統領の発言を擁護し、ノードストロームの決定は「大統領の政策と(イヴァンカ氏の)名前に対する攻撃だ」と批判、「彼女は喧嘩を売られている」と述べた。
一方、ノードストローム側は「イヴァンカ・トランプ氏のチームとは良い関係を築いていた」と述べた。
同社の株価はトランプ大統領のツイート後に下落したが、その後回復し、1日の終わりには4%高となった。
Markets Insider
[原文:Nordstrom hits back after White House claims it lodged a 'direct attack' against Trump]
(翻訳者:にこぱん)