アマゾンCEO ジェフ・ベゾス、「Amazon Echo」に音楽ビジネスの未来を見る

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Amazon CEO ジェフ・ベゾス氏

REUTERS/Shannon Stapleton

音楽業界はここ数年、10億ドル単位で縮小している。だが、アマゾンCEO ジェフ・ベゾス (Jeff Bezos)氏は将来の見通しに対して強気だ。その理由は、音声コントロール機能がついた家庭用製品。たとえば、「Amazon Echo」のような製品の普及にある。

「音声コントロール技術と音楽との融合は、現時点ですでにうまくいっていると断言できる」とベゾス氏は音楽チャート誌ビルボードとのインタビューで、「音楽業界が大きく成長できる次の舞台は“家庭”だ」と宣言した。

音声で指示が出せる「Amazon Echo」や音声検索エンジン「Alexa」の機能は、音楽プレイヤーをよりシンプルに、また“摩擦ゼロ”、つまり、物理的な操作を不要にするもので、今後より多くの人々がもっと頻繁に音楽を聴くようになるとベゾス氏は指摘する。「物事が楽になればなるほど、みんながそちらに流れる」と付け加えた。

Amazon Musicの担当副社長スティーブ・ブーム(Steve Boom)氏は、聴きたい音楽を実際に聴くまでに今まで5分かかっていたのが、音声コントロール機能付きデバイスなら5秒に短縮されると、ベゾス氏の見解を補足した。

例えば、80年代のU2が聴きたいとしよう。まずU2のアルバムを検索し、さらにその中から80年代に発表されたアルバムを探し出さなければならない。確かにこの作業には時間がかかる。だが、音声コントロール端末なら、ただ一言、頼めばいい。「80年代のU2の曲をかけてくれる?」と。わずか数秒後には自動的に曲が流れてくる。

「何か探しているわけではなければ、お好きなように……。とにかくAlexaに話しかければ、画面操作では面倒な音楽選びも簡単だ」とブーム氏は話す。さらに、この機能によって人々は「かつてないほど」音楽を聴くようになり、音楽業界にルネッサンスを巻き起こすと宣言した。「わたしたちは今まさに黄金時代の幕開けに立ち会っている」と。

ブーム氏は実際の利用状況に関する具体的なデータは明らかにしなかった。しかし、「Amazon Echo」のような製品が主流になることを強くアピールしたことは確か。最近の調査によると、音楽を聴く機能は、「Amazon Echo」の中で利用頻度が2番目に高いとのことだ。

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Statista

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[原文:Amazon CEO Jeff Bezos sees the music industry's next 'gigantic growth' coming from devices like Echo (AMZN)

(翻訳:十河亜矢子)

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